こんにちは、アメリカ株で資産運用七エル☆しまじです☆
アメリカ企業を分析するための指数、(アメリカ企業でなくても、全然使えますっ)今回は、「PBR」について書いていきます。
目次
PBRとは
「PBR」とは、日本語で書くと、「株価純資産倍率」となります。
株価純資産倍率:Price Book-value Ratio(英語で書くとこうなります。)
頭文字をとると、「PBR」ですね!
意味は、企業の純資産に対して、現在の株価がどれくらいなのか、をあらわします。
「PER」は、企業の利益に対して、現在の株価が割安なのか、割高なのかを教えてくれました。「PBR」は、対利益ではなく、対純資産という事ですね。
PBRの計算式
PBRの指数をはじき出すためには、下の計算式を使います。
株価純資産倍率(PBR)= 株価 ÷ 1株あたり純資産
それぞれの値は、
・株価 :チャートから読みとる、現在の株価
・1株あたり純資産:発行している株、1株にあたいする純資産
この1株あたりの純資産の出し方は、
1株当たり純資産 = 企業の純資産 ÷ 発行済み株式数
それぞれの値は、
・企業の純資産 :企業が保有している純資産の金額
・発行済み株式数:発行している株数から、自分で保有している株数を引いた数
つまりまとめると、こうなります。
株価純資産倍率(PBR)=株価÷(企業の純資産 ÷発行済み株式数)
実際に、値を入れてみる
実際に、数字を入れて計算してみます。莫大な時価資産を保有する、アップル「AAPL」にて
・株価・・・ $171.51ドル
・企業の純資産・・・ $134,047,000,000ドル
・発行済み株式数・・・ 5,087,056,000株
株価純資産倍率(PBR)= 171.51 ÷
(134,047,000,000 ÷ 5,087,056,000)
= 171.51 ÷ 26.35
= 6.51
株価純資産倍率(PBR)は、6.51倍になりました。現在の株価は、アップル「AAPL」が保有している純資産額の、6.51倍の価格をつけているという事になります。
つまりPBRってなに
計算式から、みてみると、
- 株価が上がる → PBRが上がる
株が買われすぎ(割高)
- 株価が下がる → PBRが下がる
株が売られすぎ(割安)
- 企業の純資産が上がる→ PBRが下がる
企業の資産価値に近づく
- 企業の純資産が下がる→ PBRが上がる
企業の資産価値から離れる
- 発行株数が増える → PBRが上がる
- 発行株数が減る → PBRが下がる
PBRが高ければ、その銘柄は割高で、PBRが低ければ、その銘柄は割安といえます。「PER」とおんなじですね☆
また、PBR=1の時、株価と企業の純資産の金額が同じであり、ひとつの目安として、使うことができます。
PBRが1より大きければ、株価が割高であり、
PBRが1より小さければ、株価が割安というような感じです。
ただ、業界などにより、基準が変わってくることもあるので、上手く見極めながら、企業分析をするための指数の一つとして、活用していきたいですねっ
それでは