こんにちは、アメリカ株で資産運用している☆しまじです☆
アメリカ企業を分析するための指数、(アメリカ企業でなくても、全然使えますっ)
今回は、「ROA」について書いていきます。
ここまでくると、なんだか、企業を分析するための指数を紹介しているブログに
なってきているような、きもしてきましたが・・・
目次
ROAとは
「ROA」とは、日本語で書くと、「総資本利益率」となります。
総資本利益率:Retuen On Assets(英語で書くとこうなります。)
頭文字をとると、「ROA」ですね!
意味は、企業が持っているすべての資本金額に対して、企業がどれくらいの利益を
あげているのかをあらわします。株主資本利益率「ROE」にめっちゃ似てます。
ROAの計算式
ROAの指数をはじき出すためには、下の計算式を使います。
総資本利益率(ROA)= 企業の利益 ÷ 企業の総資本 × 100
それぞれの値は、
・企業の利益 :企業が稼いだ売上から、税金を引いた金額
純利益ともいう
・企業の総資本 :企業が保有している資産、すべての金額
「ROA」と「ROE」の違い
株主資本利益率「ROE」は、企業の株主資本、つまり、純利益に対する企業利益の比率でしたが、総資本利益率「ROA」は、企業の総資本、さきほどの純利益に、負債も含めた総資産に対する企業利益の比率となります。
一般的には、株主資本利益率「ROE」が使われることが多いように感じます。株主にとっては、株主資本からどれくらいの利益を上げれるかが、気になるところだからです。
ただ、株主資本利益率「ROE」は、借金をすることで、わざと、値をを変えることが出来てしまったりもしちゃいます。注意が必要ですねっ
実際に、値を入れてみる
実際に、数字を入れて計算してみます。莫大な時価資産を保有する、アップル「AAPL」にて(またまた、ありがとうございます。)
・企業の利益 ・・・ $48,351,000,000ドル
・企業の総資本・・・ $375,319,000,000ドル
総資本利益率(ROA)= 48,351,000,000 ÷
375,319,000,000 × 100
= 12.9
総資本利益率「ROA」は、12.88%になりました。
アップル「AAPL」は、約3,753億ドルの総資産を元手に、約484億ドルの利益を生み出しており、そのパーセンテージが、12.88%ということになります。
効率的な数値です 。
つまり「ROA」ってなに
計算式から、みてみると、
- 企業の利益が上がる → 「ROA」が上がる
企業の評価アップ
- 企業の利益が下がる → 「ROA」が下がる
企業の評価ダウン
- 企業の総資本が上がる → 「ROA」が下がる
- 企業の総資本が下がる → 「ROA」が上がる
株主資本利益率「ROE」と同じになりますが、総資本利益率「ROA」が高ければ、その企業は効率良く、総資本から利益を生み出している総資本利益率「ROA」が低ければ、その企業は資産に対して、効率良く利益を生み出せていない
と見ることができ、企業の運営について、数値的に判断するための指数として、使うことができます。
「ROE」「ROA」ともに、株価の割高や割安を見るのではなく、その企業の、資産活用の効率が良いかどうかを判断している指数となります。
もちろん高い方が、良好なので、人気のある企業だとの判断も出来ますが、他の指数や、業績も参考にしながら、使っていくことが良い分析の仕方になりそうですねっ
それでは