こんにちは、夜ご飯が、卵なしチャーハンだった、しまじです☆
トランプ大統領が、関税を大幅アップすると発表しました!!アメリカへの輸入について、鉄鋼製品に25%、そしてアルミ製品に10%の関税をかけるとのことです。発表を受け、株価にも影響が出ています。
この関税大幅アップですが、今後、どのようなメリット・デメリットが出てくるのでしょうか。
なぜ、関税をアップする必要があるのか
トランプ大統領が発表した、鉄鋼製品とアルミ製品の関税大幅アップですが、アメリカへ輸出している各国からは、さまざまな反発の声が上がっています。
では、なぜ、各国から批判をされてまで、トランプ大統領は関税アップをしようとしているのでしょうか。
それは、アメリカで製造されている工業製品、特に戦闘機や軍艦で使用されている鋼材が、国外から不当に安く輸入販売されることにより、アメリカ国内の鋼材メーカ企業が大打撃を受けていると、懸念していることによります。
関税アップによるメリット
輸入される鉄鋼が関税により高額となると、国内仕入れがメインとなり、アメリカ国内の鉄鋼メーカにおいては、需要が上がり、また、価格も上昇する可能性が高い為、業績アップにつながると予想されます。
アメリカの鉄鋼企業
- ニューコア 「NUE」
- USスチール 「X」
- AKスチール 「AKS」
世界の粗鋼生産ランキング、トップ100からピックアップしたのですが、アメリカ企業は、上記3社しかランクインされていませんでした。
思ったよりも、かなり少ない・・・。
多くを占めているのは、中国で、半分の50社を占めています。
確かに、これを見ると、アメリカの市場を占める割合は、かなり低い状況だと思われます。
株価チャート
それぞれの企業の株価チャート(過去10年)を見ていくと、リーマンショック前にMAXの株価を記録し、その後、急激に下落。そして、minの株価まで低迷後、現在に至っているといった、似通ったチャート推移となっています。
関税がアップすることで、アメリカの鉄鋼企業の株価は、今後、上昇していくかもしれませんね。
関税アップによるデメリット
1.工業製品(自動車)
鉄鋼やアルミ製品がメインとなる工業製品、例えば自動車などは、輸入される鋼材に高い関税がかかると、鉄鋼およびアルミ製品の価格が高くなると予想されます。
鋼材の価格が上がると、仕入れの価格が上がり、同時に自動車の販売価格も上がります。すると、自動車を買うために一般市民は、今よりも高い金額を支払う事となり、購入しし難くなります。
最終的に、自動車メーカの業績が低迷し、景気に影響が出てくる可能性があります。
2.諸外国
単純に、アメリカへ鉄鋼やアルミ製品を輸出している各国は、大打撃を被ることとなります。トランプ大統領は、今回の関税アップの標的を中国に向けているとの事ですが、すべての国を対象とする事になるため、約110か国が影響を受けると考えられます。
まとめ
この度の、鉄鋼およびアルミ製品に関税アップにおいて、それぞれの立場において、メリットとなるところと、デメリットとなるところが出てきそうです。
しまじもそうですが、日本の個人投資家としては、景気が悪くなって、株価が下がる事だけは避けて欲しいと願ってますっ
それでは