こんにちは、今日って子供の日ですね☆しまじです☆
第2種電気工事士試験合格への道、第34回っ。引き続き今回は、弱電流電線等との接触や交差における配線工事についての記事になります。
目次
弱電流電線等との接触や交差における配線工事
低圧屋内配線における配線工事について、電線が弱電流電線や水道管・ガス管と接触したり交差する場合には、接触させないなどの施工が必要になります。
弱電流配線とは
ここで言う弱電流配線とは、制御や計測などを目的に電気信号を送る為の電線のことです。
弱電流というだけに、この電線に流れる電流はとても小さく、近くに低圧電線が配線された場合、電磁誘導などにより弱電流配線に流れる電流が乱れ、制御関係に誤作動を引き起こす可能性があることから、接触しない様な配線施工をしなければなりません。
水道管・ガス管等との接触
建屋の中には、電気の配線以外に水道管やガス管、通信のためのファイバーケーブル等、いろいろな管や線が通っていますが、それらに電気が漏電した場合、さまざまな危険が想定されるため、電線はこれらの管や線と接触しない様な施工をしなければなりません。
弱電流電線等との接触や交差における配線の表
配線の仕方をあらわした表がこちら。
配線 | がいし引き配線以外の配線 | 弱電流配線・水道管・ガス管 |
---|---|---|
がいし引き配線以外の配線 | 接触しても良い | 接触しない様に施工する |
がいし引き配線 | 10cm以上離す | 10cm以上離す |
電線は、がいし引き配線であるかどうかによって、施工の仕方に違いがあります。がいし引き配線以外の電線同士であれば接触しても良いですが、弱電流配線と水道管やガス管などは離しての施工が原則という事ですね。
例題
ケーブル工事による低圧屋内配線で、ケーブルと水道管が接近する場合、電気設備の技術基準に定める制限で正しいものはどれ?
- 接触しない様に施工しなければならない
- 接触しても良い
- 6(cm)以上離さななければならない
- 12(cm)以上離さなければならない
【解き方】
ケーブル工事という事で、水道管とは接触しない様な施工が必要となります。がいし引き配線であれば、10(cm)以上離す必要があるので、12(cm)以上離さなければならない4が正しいですが、今回は、1が適正ですね。
【解答】1
今日のまとめ
今日は、「弱電流電線等との接触や交差における配線工事」について学びました。がいし引き配線でなければ、基本的に離して施工という事ですねっ
次回は、電線の接続についてです。
それでは