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低圧屋内配線工事における、電線を保護する金属管工事【第2種電気工事士合格までの道】

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 こんにちは、今日は、久しぶりに映画を見に行きます☆しまじです☆ 

 第2種電気工事士試験合格への道、第37回。今回は電線を保護する金属管工事について書いていきます。

 目次

 

電線を保護する金属管工事

 電線の配線工事において、ただ電線を壁などに這わせているだけでは、何かが当たって被覆が剥けたり、劣化しやすかったりと外的な影響を、ものすごく受けやすくなります。そこで、電線を保護しちゃいましょうという話です。今回は、電線の保護に金属管を使った場合の内容となっています。

金属管の種類

 電線を保護する金属管には、主に下の3種類があります。

名称 用途
厚鋼電線管 爆発の恐れがある場所などの、特別な場所で使用される
薄鋼電線管

一般的な場所で使用される

ねじを切って接続する

ねじなし電線管

一般的な場所で使用される

ねじを切らずに接続することが出来る

 用途により使い分けます。

 また、金属管をコンクリートに埋め込む場合には、厚さが1.2(mm)以上のものを使用しなければなりません。

使用する電線

 保護に金属管を使用する場合に、中に通す電線には次の規定があります。

  • 絶縁電線であること。(屋外用ビニル絶縁電線を除く)
  • より線であること。(直径3.2(mm)以下や管が短小な場合を除く)
  • 金属管内では、電線を接続しない。

 直径3.2(mm)以下であれば、単線でも良いってことですね。

電磁的な平衡

 金属管にて保護する場合、交流回路においては、1回路の電線全部を同一の金属管に収めて電磁的平衡を保たなければなりません。たとえば、三相電動機までの電線を保護する場合、3本すべてをひとつの金属管の中に通す必要があります。

 でないと、金属管が発熱する恐れがあるんですね。

金属管の曲りについて

 電線を保護する金属管を曲げて施設する場合、曲げ方であったり施設の仕方について、次の事にそって施工する必要があります。

  • 配管曲げ部の内側の半径Rは、金属管の管内径dの6倍以上が必要。R≧6d
  • アウトレットボックス等との間に、3か所を超える直角またはこれに近い屈曲箇所を設けてはならない。
  • 支持点間の距離は2(m)以下が望ましい。

 ある程度の余裕を持った曲りが必要です。支持の距離については、望ましいという事ですね。

金属管の太さの選定について

 使用する金属管の太さは、中を通る電線の太さと本数により、下の表のように最小径が決められています。

薄鋼電線管の最小太さ

電線太さ 電線本数に対する最小太さ(mm)

単線

(mm)

より線

(mm^{2})

1本 2本 3本 4本 5本
1.6 - 19 19 19 25 25
2.0 - 19 19 19 25 25
2.6 5.5 19 19 25 25 25
3.2 8 19 25 25 31 31

 薄板電線管については、最小太さがこのように決まっています。 

ねじなし電線管の最小太さ

 続いて、ねじなし電線管については、

電線太さ 電線本数に対する最小太さ(mm)

単線

(mm)

より線

(mm^{2})

1本 2本 3本 4本 5本
1.6 - E19 E19 E19 E19 E25
2.0 - E19 E19 E19 E25 E25
2.6 5.5 E19 E19 E25 E25 E25
3.2 8 E19 E25 E25 E31 E31

 となっています。単線1.6(mm)で電線の本数が4本の時に、違いが見られます。

 

金属管の接地工事

 金属製の電線管には、接地工事が必要です。

  • 使用電圧が300(V)を超える場合には、C種接地工事を施す。
  • 使用電圧が300(V)以下の場合には、D種接地工事を施す。

100(V)および200(V)の低圧屋内配線工事については、D種接地工事が必要という事になります。ただ、省略できる場合があります。

C種接地工事を省略できる場合

  • 接触防護処置を施す場合、D種接地工事に変更することが出来る。

D種接地工事を省略できる場合

  • 長さが4(m)以下の金属管を、乾燥した場所に施設する場合。
  • 対地電圧が150(V)以下で、8(m)以下の金属管に、簡易接触防護措置を施す場合、または乾燥した場所に施設する場合。

乾燥した場所で、4(m)以下であれば、D種接地工事を省略できます。ここで、今まで聞いたことがない言葉が出てきました。「簡易接触防護措置」です。これはどのような措置なのでしょうか。「接触防護措置」と合わせて、補足を入れておきます。

接触防護措置とは(補足)

 次のいずれかに適合するように施設することを、「接触防護措置」といいます。

  • 設備を、屋内にあっては床上2.3(m)以上、屋外にあっては地表上2.5(m)以上の高さに、かつ、人が通る場所から手を伸ばしても触れることのない範囲に施設すること。
  • 設備に人が接近または接触しないよう、さく・へい等を設け、または設備を金属管に収める等の防護措置を施すこと。

簡易接触防護措置とは(補足)

「接触防護措置」の簡易バージョンですね。

  • 設備を、屋内にあっては床上1.8(m)以上、屋外にあっては地表上2(m)以上の高さに、かつ、人が通る場所から手を伸ばしても触れることのない範囲に施設すること。
  • 設備に人が接近または接触しないよう、さく・へい等を設け、または設備を金属管に収める等の防護措置を施すこと。

 

金属管工事用の材料

最後に、金属管工事で使用する材料について代表的なものを表にします。

名称 機器 用途
ノーマルベンド 金属管が直角に屈曲するところで使用する 
ユニバーサル

露出した金属管が直角に曲がるところで使用する

ふたを外して電線を通す 

ねじなしカップリング  ねじなし電線管同士を接続するのに使用
絶縁ブッシング 金属管の端口に取り付けて、絶縁電線の被覆が損傷しないようにする 

 などを使って金属管工事をします。 

 

例題1

金属管工事で金属管のD種接地工事を省略できるのは?

  1. 乾燥した場所の100(V)の配線で、管の長さが6(m)のもの。
  2. 湿気のある場所の三相200(V)の配線で、管の長さが6(m)のもの。
  3. 乾燥した場所の400(V)の配線で、管の長さが6(m)のもの。
  4. 湿気のある場所の100(V)の配線で、管の長さが10(m)のもの。

【解き方】

金属管工事で、金属管のD種接地工事を省略できる条件は、 

  • 長さが4(m)以下の金属管を、乾燥した場所に施設する場合。
  • 対地電圧が150(V)以下で、8(m)以下の金属管に、簡易接触防護措置を施す場合、または乾燥した場所に施設する場合。

でしたね。まず、湿気のある場所は論外なので、2と4は省略できません。また、3については乾燥した場所ですが、電圧が400(V)あり長さが4(m)を超える為、省略できません。よって、D種接地工事を省略できるのは、1だけです。

【解答】1

 

例題2

 金属管工事による低圧屋内配線の施工方法として、不適切なのは?

  1. 太さ25(mm)の薄鋼電線管に、断面積8(mm^{2})の600Vビニル絶縁電線3本を引き入れた。
  2. ボックス間の配管で、ノーマルベンドを使った屈曲箇所を2カ所設けた。
  3. 薄鋼電線管とアウトレットボックスとの接続部に、ロックナットを使用した。
  4. 太さ25(mm)の薄鋼電線管相互の接続にコンビネーションカップリングを使用した。

【解き方】

 順番に適切かどうかを見ていきましょう。

 まずは1から、太さ25(mm)の薄鋼電線管に通せる断面積8(mm^{2})電線は、2本と3本まででしたね。4本になると、太さが31(mm)にワンランクアップします。なので、適正です。

 続いて2について、ボックス間の配管で、ノーマルベンドを使った屈曲箇所は、最大で3カ所までなので、2カ所であれば適正です。

 さらに続いて3について、薄板電線管をアウトレットボックスに接続するのはロックナットなので、適切です。

 最後に4について、薄板電線管相互の接続にコンビネーションカップリングとありますが、コンビネーションカップリングは金属製可とう電線管と金属管を接続するためのカップリングのため、不適切といえます。薄鋼電線管相互の接続には、薄鋼電線管用カップリングを使用します。

【解答】4

 

今日のまとめ 

 今日は、「低圧屋内配線工事における、電線を保護する金属管工事」について学びました。電線のサイズと本数に対する、金属管の太さ選定が難しく感じたのですが、いかがでしたでしょうかっ

 次回は、電線を保護する合成樹脂管工事についてになります。

 それでは