こんにちは、電気に関するブログ用の画像が、品切れになってきましたっ☆しまじです☆
第2種電気工事士試験合格への道、第42回。今回は金属線ぴ工事について書いていきます。
目次
金属線ぴ工事
今回は金属線ぴ工事についての内容となります。まず、線ぴってなんすか?ということで、線ぴとは、モールやラックとも言いますが、とい形の細長いものに蓋をかぶせた形状のものです。金属線ぴなので、素材が金属で出来た線ぴという事ですね。
金属線ぴの種類
金属線ぴには、次にあるような種類のものがあります。
名称 | 形状と用途 |
---|---|
1種金属製線ぴ |
幅が4cm未満のもの 主にコンクリートの壁などに取り付けて使用 絶縁電線やケーブルを通す |
2種金属製線ぴ |
幅が4cm以上5cm未満のもの 吊りボルトで天井から吊るして施設 絶縁電線を通したり、照明器具を取り付けたりする |
用途によって、1種と2種を使い分けます。
金属線ぴ工事における電線
金属線ぴの中を通す電線は、次のものでないといけません。
- 絶縁電線であること。(屋外用ビニル絶縁電線「OW」は除く)
- 金属線ぴ内では、電線相互の接続点を設けない。ただし、2種金属製線ぴを使用し電線を分岐する場合において、接続点を容易に点検でき、D種接地工事が施してある場合を除く。
となっています。金属線ぴの場合は、接続点を容易に点検できる場合、さらに、D種接地工事が施してある場合において、電線の分岐が可能なんですね。
金属線ぴ工事における接地工事
金属線ぴ工事は、D種接地工事が必要です。ただし、次の場合は、省略することが出来ます。
- 線ぴの長さが4(m)以下の場合。
- 対地電圧が150(V)以下で、8(m)以下の線ぴに、簡易接触防護措置を施すとき、または、乾燥した場所に施設するとき。
といった条件があります。
例題
低圧屋内配線の工事方法で、誤っているものは?
- 金属ダクトに収める電線の断面積の総和が、ダクトの内部断面積の60(%)であった。
- バスダクトを造営物に取り付けたが、支持点間の距離が2.8(m)であった。
- 金属管工事で、直径3.2(mm)の600Vビニル絶縁電線を使用した。
- 金属製線ぴを造営材に取り付けたが、線ぴの全長が4(m)以下なので、接地工事が省略されていた。
【解き方】
前回のダクト工事と、線ぴ工事の両方が含まれた問題となっています。では、順番に見ていきましょう。
まずは1から、金属ダクト工事で、収める電線の断面積の総和は、ダクトの内部断面積の20(%)以下でないといけないので、60(%)は誤りです。ちなみに、制御経路等の配線のみであっても、50(%)以下であり、60(%)は塞ぎ過ぎですね。
続いて2について、バスダクトを造営物に取り付ける場合の、支持点間の距離は、3(m)以下ですので、2.8(m)は適正です。ちなみに、取扱者以外の者が出入りできない場所で、垂直に取り付ける場合は、6(m)以下となります。
さらに続いて3について、金属管工事で、絶縁電線を使用しているので、適正です。
最後に4について、金属線ぴ工事について、接地工事を省略できる場合の規定に、線ぴの長さが4(m)以下の場合とあり、線ぴの全長が4(m)なので、ぎりぎりD種接地工事を省略できます。
よって誤りなのは、1です。
【解答】1
今日のまとめ
今日は、「低圧屋内配線工事における、金属線ぴ工事」について学びました。いろいろな工事が出てきて、ごっちゃになってきてますっ
次回は、ショーケース内の配線と小勢力回路についてになります。
それでは