アマゾン【AMZN】の2018年 通期決算まとめ。こんにちは、アメリカ株で資産運用をしている☆しまじです☆
目次
アマゾン【AMZN】の決算
アマゾン【AMZN】は、12月が期末決算です。なので、
- 3月末 第1四半期決算
- 6月末 第2四半期決算
- 9月末 第3四半期決算
- 12月末 第4四半期決算、通期決算
になります。この記事では、2018年12月31日における、通期決算についての内容をまとめています。
株価推移
10年
アマゾン【AMZN】過去10年間の株価チャート
なんと10年前のアマゾン【AMZN】の株価は、$63だったんですね。。。この10年間で、なんと株価は25倍にまで上昇しています!!
もし購入していたら、めちゃ資産が増えていました。とっても夢がある~⤴
1年
続いて、1年間の株価チャートがこちら
2018年は、10年間上昇を続けてきた株価が一気に下落した年となりました。最高値の$2,040をつけた後、わずか4ヶ月で-$700の下落をしています。とても値動きの大きな1年でした。
財務諸表(前年比)
通期決算(2018年12月31日)と、1年前(2017年12月31日)の財務諸表がこちら
項目 | 2018年12月31日 | 増減 | 2017年12月31日 |
---|---|---|---|
売上高 | $2,328.87億 | ⤴ $550.21億 | $1,778.66億 |
営業利益 | $124.21億 | ⤴ $83.15億 | $41.06億 |
純利益 | $100.73億 | ⤴ $70.4億 | $30.33億 |
営業利益率 | 5.33% | ⤴ 3.02% | 2.31% |
総資産 | $1,656.48億 | ⤴ $343.38億 | $1,313.10億 |
自己資本 | $435.49億 | ⤴ $158.4億 | $277.09億 |
自己資本比率 | 26.77% | ⤴ 5.67% | 21.10% |
EPS 1株当たり利益 |
$20.68 | ⤴ $14.36 | $6.32 |
BPS 1株あたり純資産 |
$88.69 | ⤴ $31.44 | $57.25 |
配当金 | - | - | - |
発行済株式数 | 4.87億株 | ⤵ 0.07億株 | 4.80億株 |
2018年すべての項目においてプラスと、非常に良い業績でした。売上高については、前年比31%の増益、利益、資本も増加させています。
また、営業利益率が非常に低い業態ですが、昨年に比べ約3%も改善されており、5.3%まで上がってきています。さらに、営業利益が前年比203%のプラスと、めっちゃ躍進しています。
自社株買いも進めながら、1株当たり利益「EPS」、そして1株当たり純資産「BPS」も大きく上昇させています。
アマゾン【AMZN】の目指してるもの
4つの原則
アマゾン【AMZN】は、何よりもお客様を大切する方針を打ち出していますが、これは次の4つの原則によります。
- 競合他社よりも、お客様の事を考えて行動します
- 情熱をもって、発明をします
- 熟練の業務をこなします
- 長期的に考えて行動します
※訳:しまじ
オンラインと実店舗を通して、お客様にサービスを提供し、数十億ものさまざまな商品を、何十もの商品カテゴリにわたって、第3者が販売できる体制を用意しています。
また、独自の電子機器の製造販売も行っています。
- Kindle電子書籍リーダー
- Fireタブレット
- Fire TV
- Echo デバイス
3つの事業
そして、3つのセグメントに事業を編成しています。
- 北米
- 国際
- アマゾンウェブサービス(AWS)
北米
北米を中心としたオンラインおよび実店舗のからの収益。これらのオンラインストアからの輸出額も含みます。
国際
国際的なオンラインストアから得られる、消費者向け小売販売の収益。これらのオンラインストアからの輸出売上も含みますが、北米のオンラインストアからの輸出売上は、含まれません。
アマゾンウェブサービス(AWS)
アマゾンウェブサービス(AWS)は、
- Amazon Promeの会費
- 広告サービス
- 特定のデジタルコンテンツの購読
からなります。
また、新興企業、企業、政府機関、学術機関向けのコンピューティング、ストレージ、データベース、その他のサービスについて、全世界の販売収益も含まれます。
事業別収益
3つの事業別について、それぞれの収益を見てみましょう。
2018年12月31日と2017年12月31日の、事業別収益がこちら
地域別 | 2018年12月31日 | 増減 | 2017年12月31日 |
---|---|---|---|
北米 | $1,413.66億 | ⤴ $352.55億 | $1,061.11億 |
国際 | $658.66億 | ⤴ $115.69億 | $542.97億 |
AWS | $256.55億 | ⤴ $81.96億 | $174.59億 |
連結 | $2,328.87億 | ⤴ $550.21億 | $1,778.66億 |
すべてのセグメントにおいて、売上が上昇。純利益は、国際が$-21.42億でしたが、トータルでは昨年よりも大きくプラスとしています。
事業別収入の割合を見てみると、その6割を北米が占めています。世界的に認知度の高いアマゾン【AMZN】ですが、半分以上の収入がアメリカであり、世界を見ると、まだまだ、成長の余地を感じます。
地域別収益
続いて、地域別の収益を見てみましょう。
2018年12月31日と2017年12月31日の、地域別収益がこちら
地域別 | 2018年12月31日 | 増減 | 2017年12月31日 |
---|---|---|---|
アメリカ | $1,601.46億 | ⤴ $396.60億 | $1,204.86億 |
ドイツ | $198.81億 | ⤴ $29.3億 | $169.51億 |
イギリス | $145.24億 | ⤴ $31.52億 | $113.72億 |
日本 | $138.29億 | ⤴ $19.22億 | $119.07億 |
その他の地域 | $245.07億 | ⤴ $73.57億 | $171.50億 |
連結 | $2,328.87億 | ⤴ $550.21億 | $1,778.66億 |
すべての地域において、収益をアップさせています。特に大きいのが、アメリカで、約$400億ものプラスです。
売上高第2位はドイツで、さらにイギリス、日本が続いており、先進国が目立ちます。ただ、第1位のアメリカと第2位のドイツの売上げ差が約8倍と、非常に大きく、やはり、アメリカでの売上げが半分以上を占めており、とてもその存在の大きさを感じます。
今後人口の多い国である、中国やインドなどで、市場を拡大していけるかどうかが、売上の上昇を続ける鍵になってくるのではないでしょうか。
まとめ
アマゾン【AMZN】の2018年 通期決算まとめでした。今年は、企業の成長とともに、大きく株価を上昇させ続けてきたアマゾン【AMZN】が、大きな下落を経験した年となりました。
株価の動きとは関係なく、業績は非常に順調で、大きく売上と利益を上げています。日本も地域別で第4位に入り、その売上高は、$138.29億。日本円にして、1兆5,212億円(為替110円/1ドルで計算)と、凄まじい金額となっています。日本で、アマゾン【AMZN】を知らない人はほとんどいませんもの。
2019年に入り、株価は、また上昇へ転じている様子です。これからのジェフ・ベゾスCEOの手腕に、期待ですね。
それでは☆彡
アマゾン【AMZN】は、FAANG銘柄の1つです。