アップル【AAPL】の2019年 第1四半期決算のまとめ。こんにちは、アメリカ株で資産運用をしている☆しまじです☆
目次
アップル【AAPL】の決算
アップル【AAPL】は、9月が通期決算です。なので、
- 12月末 第1四半期決算
- 3月末 第2四半期決算
- 6月末 第3四半期決算
- 9月末 第4四半期決算、通期決算
になります。この記事では、2018年12月29日における、第1四半期決算についての内容をまとめています。
株価推移
10年
アップル【AAPL】過去10年間の株価チャート
ここ10年で見ると、株価はなんと11.6倍にもなっています。
1年
続いて、1年間の株価チャートはこちら
2018年は、ここ10年間の間で、もっとも厳しい年でした。一時期、$230を超える株価により、時価総額が1兆円超えとニュースでも話題になりましたが、その後、中国との貿易摩擦などの影響により、iPhoneの業績が伸びず、大きく値を下げました。
2019年に入り、少しずつ持ち直している様な状況ですが、11、12月の下落時は、どうなることかと思いましたよね。
財務諸表(前年比)
第1四半期決算(2018年12月29日)と、1年前(2017年12月30日)の財務諸表がこちら
項目 | 2018年12月29日 | 増減 | 2017年12月30日 |
---|---|---|---|
売上高 | $843.10億 | ⤵ $39.83億 | $882.93億 |
営業利益 | $233.46億 | ⤵ $29.28億 | $262.74億 |
純利益 | $199.65億 | ⤵ $1.00億 | $200.65億 |
営業利益率 | 27.70% | ⤵ 2.06% | 29.76% |
総資産 | $3,737.19億 | ⤴ $79.94億 | $3,657.25億 |
自己資本 | $1178.92億 | ⤴ $107.51億 | $1,071.47億 |
自己資本比率 | 31.55% | ⤴ 2.25% | 29.30% |
EPS 1株当たり利益 |
$4.22 | ⤴ $0.3 | $3.92 |
BPS 1株あたり純資産 |
$24.93 | ⤴ $4.16 | $20.77 |
配当金 | $0.73 | ⤴ 15.9% | $0.63 |
発行済株式数 | 47.36億株 | ⤵ 4.22億株 | 51.58億株 |
1年前の第1四半期決算と比較し、売上高と営業利益が大きくダウンしています。ただ純利益は、 ー1億ドルに留めており、しっかりと利益の確保をしているのが分かります。
また、資本の増加とともに、自社株買いにより発行済株式数が減少しており、1株当たり利益「EPS」と1株当たり純資産「BPS」が前年比プラスでの推移となっています。
製品別売上高
続いて、製品別の売上高を見ていきましょう。アップル【AAPL】の売上高は、大きく分けて5つの分野から成り立っています。
- iPhone
- Mac
- iPad
- ウェアラブル、生活雑貨
- サービス
ウェアラブル、生活雑貨
ウェアラブル、生活雑貨には、次の製品が含まれます。
- AirPod
- Apple TV
- Apple Watch
- Beats製品
- HomePod
- iPodtouch
- Appleブランドアクセサリーなど
サービス
サービスには、次の製品が含まれます。
- デジタルコンテンツ
- AppleCare
- Apple Pay
- ライセンスなど
そして、それぞれの売上高は
製品 | 2018年12月29日 | 増減 | 2017年12月30日 |
---|---|---|---|
iPhone | $519.82億 | ⤵ $91.22億 | $611.04億 |
Mac | $74.16億 | ⤵ $5.92億 | $68.24億 |
iPad | $67.92億 | ⤴ $10.37億 | $57.55億 |
ウェアラブル 生活雑貨 |
$73.08億 | ⤴ $18.27億 | $54.81億 |
サービス | $108.75億 | ⤴ $17.46億 | $91.29億 |
総売上高 | $843.10億 | ⤵ $39.83億 | $882.93億 |
売上高の約61%を占めている、iPhoneの落ち込みが大きく、約91億ドルのマイナスとなっています。対し、iPad、ウェアラブル・生活雑貨、サービスは、売上高をUPさせており、こちらの方は順調に収益を上げています。
新製品やクラウド関連については、伸びています。これに、iPhoneの販売がプラスされてくると、大きく売上高は回復しそうですが。。。
地域別売上高
世界各国で販売されているApple製品ですが、地域別の売上高がこちら
地域別 | 2018年12月29日 | 増減 | 2017年12月30日 |
---|---|---|---|
南北アメリカ | $369.40億 | ⤴ $17.47億 | $351.93億 |
ヨーロッパ | $203.63億 | ⤵ $6.91億 | $210.54億 |
中華圏 | $131.69億 | ⤵ $47.87億 | $179.56億 |
日本 | $69.10億 | ⤵ $3.27億 | $72.37億 |
アジア太平洋地域 その他の地域 |
$69.28億 | ⤴ $0.75億 | $68.53億 |
総売上高 | $843.10億 | ⤵ $39.83億 | $882.93億 |
アメリカとアジア太平洋地域においては、前年比プラスの売上げですが、米中貿易摩擦の影響で、中華圏の売上げが大きく落ち込んでいます。
ヨーロッパと日本も多少は下げていますが、中華圏への輸出が順調に進まなければ、売上高の改善には、時間がかかるかもしれません。
1番のシェアを持つアメリカでの人気は、まだまだ続きそうです。
ハイライト
アップル【AAPL】の第1四半期には、$82億の自社株式買い戻しと、$36億の配当金を支払っています。
また、新製品を次々と投入しています。
- 2018年10月・・・iPhone X 発売
- 2018年11月・・・iPad pro 発売、Apple Pencil発売
- 2018年11月・・・MacBook Air 発売、Mac mini発売
まとめ
アップル【AAPL】の2019年、第1四半期の決算まとめでした。新型iPhoneがベールを脱ぐ中、米中貿易摩擦の影響もあり、前年に比べて売上高が落ちた結果となりました。
そうした中、アメリカ地域における人気の継続と、iPhone以外の製品の順調な売上げ増加も見られ、まだまだ根強い人気を誇るトップブランドだといえるでしょう。
iPad と Apple Pencil 欲しいな~
それでは☆彡
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