こんにちは、アメリカ株で資産運用をしている☆しまじです☆
アメリカの主要な企業に分散投資をしながら、さらに高配当金もいただけるETF、ブラックロックの iシェアーズ 好配当株式 ETF「DVY」について、以前記事にしましたが、ブラックロックの高配当株式ETFである、 iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF「HDV」について、今回はまとめていきます。
目次
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF「HDV」とは
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF「HDV」とは、ブラックロックが運用しているETFで、配当水準が比較的高いアメリカの株式で構成される指数に連動しています。
「DVY」が好配当で、「HDV」は高配当という事ですね。
コア 米国というだけあって、アメリカの有名で優良企業、さらに財務状況が健全で配当金を支払っている企業への分散投資となります。ということは、このETFに組み込まれている銘柄は、ブラックロックが審査したうえで、投資先として選んだ企業、つまり、良質な投資先であると、見ることが出来るのではないでしょうか。
概要
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF「HDV」の概要です。
項目 | 指数 | 備考 |
---|---|---|
ティッカー | HDV | |
上場取引所 | NYSE Arca | |
ベンチマーク | モーニングスター配当フォーカス指数 | |
経費率 | 0.08% | |
配当利回り | 3.87% | |
配当スケジュール | 4半期毎 | 3,6,9,12月 |
ETF純資産総額 | 57.52億米ドル | |
設定日 | 2011年3月29日 | 設立から7年目 |
上場は、NYSEアーカになります。経費率は、とても低く0.08%、これだけの経費率で分散投資が出来る時代なんですね。
もっとも気になる配当利回りは、なんと3.87%になっています。高いっ。今年に入っての、ディフェンシブ銘柄の株価低下によるところも大きいかもしれませんが、分配金単価が落ちてきている事もないので、買い時なのかもしれません。
対し、純資産総額は、他のETFに比べると、高いとは言えません。設定されてからの歴史がそんなに長くないからなのでしょうか。まだまだ、新しいETFです。
- NYSE Arca : 1997年に認可を受けた、アメリカ初の電子証券取引所です。NYSE(ニューヨーク証券取引所)と、上場基準が異なります。
データ
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF「HDV」の各種データです。
項目 | 指数 | 備考 |
---|---|---|
構成株式銘柄数 | 75 | |
株価収益率 | 21.88倍 | PER |
株価純資産倍率 | 2.95倍 | PBR |
発行済口数 | 0.669億口 |
構成株式銘柄数は、75銘柄しかありません。厳選した企業にだけ投資しているといった状況です。成熟企業が多いからなのか、株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)はともに高めです。発行済口数は、少なめ。
保有上位10銘柄
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF「HDV」の保有上位10銘柄と、純資産総額に占める割合です。
銘柄 | ティッカー | 割合 |
---|---|---|
エクソンモービル | XOM | 9.31% |
AT&T | T | 8.02% |
ベライゾン・コミュニケーション | VZ | 6.91% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | PPL | 6.58% |
シェブロン | CVX | 5.75% |
ファイザー | PFE | 5.39% |
プロクター・アンド・ギャンブル | PG | 5.14% |
コカ・コーラ | KO | 4.11% |
シスコ・システムズ | CSCO | 3.99% |
ペプシコ | PEP | 3.82% |
超有名企業が並んでいる、TOP10になっています。しまじも、この中の5つを個別株として持っています。1位はエクソンモービル「XOM」で、全体の約9%を占めている構成となっています。
上位10位までで、全体の資産割合の59.02%であり、かなりの割合を占めています。残りの40%を企業65社で分散し、ある程度マイルドになっているといった感じでしょうか。個別株投資への分散に近いような、運用成績となるETFであると思います。
セクター別
続いて、セクター別の構成比率がこちら。
セクター | 割合 |
---|---|
生活必需品 | 19.35% |
エネルギー | 19.03% |
ヘルスケア | 18.71% |
電気通信 | 14.93% |
公益事業 | 8.11% |
情報技術 | 6.58% |
資本財・サービス | 6.10% |
一般消費財・サービス | 4.54% |
金融 | 1.65% |
素材 | 0.68% |
生活必需品・エネルギー・ヘルスケアセクターが上位TOP3に君臨。それに、電気通信セクターが追従といった構成です。まさにディフェンシブ銘柄が中心となっているといった感じでしょうか。キャピタルゲインが得られにくい可能性はありますが、安心感はバッチリです。
株価の推移
設立以来のiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF「HDV」のチャートです。
リーマンショック後に設立されたこともあり、大きな下げ局面もなく順調に上昇を続けています。50ドル程からはじまり、現在は、86.02ドルと35ドル近くの上昇となっています。
配当利回りメインの銘柄構成でも、これだけのキャピタルゲインを得ています。さらに、インカムゲインも頂ける、まさにゴールデンETF。現在の調整局面をどのように、乗り切っていけるかが気になるところです。
運用実績
最後に、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF「HDV」の運用実績になります。
期間 | リターン |
---|---|
年初来 | -3.84% |
1年間 | 5.95% |
3年間 | 8.69% |
5年間 | 8.78% |
設定来 | 11.15% |
設定来のリターンは、11.15%とかなりの好成績ですが、今年に入ってからの調整相場においては、-3.84%と低迷を続けています。まさに、株はETFにおいても投資である以上、下がることもあり得ます。
まとめ
経費率0.08%が魅力の、ブラックロックが運営するアメリカの高配当株ETFについて、まとめました。構成している銘柄は、超ビックな成熟企業がほとんどです。調整相場に入り、リターンはマイナスとなっていますが、今を買い場とみるか、それとも更に下落するかもしれないと考えるか、投資判断が必要な時期なのかもしれません。
しまじは、低経費率と高い配当利回りから、購入してみようかと考えているところっ
それでは
ブラックロックの好配当ETF、iシェアーズ 好配当株式 ETF「DVY」についての記事になります。