こんにちは、アメリカ株で資産運用をしている☆しまじです☆
誰でも少ない資産で簡単に分散投資が出来る「ETF」。今回は、ブラックロックが運用する、iシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」についての記事になります。
目次
iシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」とは
ブラックロックの「ETF」の中でも、最も中心的な存在の「ETF」が、このiシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」です。特にアメリカの大型株を中心に、上位500銘柄へ分散投資が出来ます。長期投資を検討するうえでは、選択肢の1つに入れておきたい銘柄になります。S&P500指数を基に、構成されており、パッシブ運用されている「ETF」になります。
- S&P500 : アメリカの投資情報会社「スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)」が算出している、代表的な株価の指数。上場している代表的な500の銘柄を基に算出されます。
- パッシブ運用 : ベンチマーク(ダウ平均株価や日経平均株価)に連動するように運用されること。ちなみに、ベンチマークを上回る運用を目指すことを「アクティブ運用」といいます。
概要
iシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」の概要です。
項目 | 指数 | 備考 |
---|---|---|
ティッカー |
IVV |
|
上場取引所 |
NYSE Arca |
|
ベンチマーク | S&P500指数 | |
経費率 | 0.04% | |
配当スケジュール | 4半期毎 | 3月・6月・9月・12月 |
ファンド純資産総額 | 1,508.4億米ドル | |
設定日 | 2000年5月15日 | 設立から18年が経過 |
「VOO」、「SPY」と同様に、NYSE Arcaに上場しています。超低経費率で運用されており、とても魅力的です♪
- NYSE Arca : 1997年に認可を受けた、アメリカ初の電子証券取引所です。NYSE(ニューヨーク証券取引所)とは、上場基準が異なります。
データ
iシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」の各種データです。
項目 | 指数 | 備考 |
---|---|---|
構成株式銘柄数 | 506 | |
株価収益率 | 23.92倍 | PER |
株価純資産倍率 | 3.28倍 | PBR |
配当利回り | 1.80% | 過去12ヶ月(2018年5月) |
構成株式銘柄数は、S&P500対象の505銘柄に対し、1銘柄多い506銘柄となっています。また、株価収益率「PER」は23.92%と、割高?アメリカ株の「PER」は、割高なのかどうかの判断が、なんとも言えませんが・・・。
保有上位10銘柄
iシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」の保有上位10銘柄と、純資産総額に占める割合です。
銘柄 | ティッカー | 割合 |
---|---|---|
アップル | AAPL | 3.91% |
マイクロソフト | MSFT | 3.33% |
アマゾン・ドット・コム | AMZN | 2.99% |
フェイスブック クラスA | FB | 2.07% |
JPモルガン・チュース・アンド・カンパニー | JPM | 1.57% |
バークシャー・ハサウェイ | BRK.B | 1.56% |
アルファベット クラスC | GOOG | 1.51% |
アルファベット クラスA | GOOGL | 1.50% |
エクソン・モービル | XOM | 1.45% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | JNJ | 1.40% |
「VOO」、「SPY」と同じ銘柄が並びます。S&P500インデックスなので、当然ですが。1位にアップル「AAPL」、2位にはマイクロソフト「MSFT」。そして、アマゾン・ドット・コム「AMZN」、フェイスブック「FB」と続きます。やはり、ハイテク関連が割合としては多くを占めていますね。
上位10銘柄で、純資産総額の21.29%を占めています。
セクター別
続いて、セクター別の構成比率がこちら。
セクター | 割合 |
---|---|
情報技術 | 26.30% |
ヘルスケア | 14.07% |
金融 | 13.99% |
一般消費財・サービス | 13.01% |
資本財・サービス | 9.48% |
生活必需品 | 6.83% |
エネルギー | 6.06% |
公益事業 | 2.83% |
不動産 | 2.77% |
素材 | 2.56% |
「VOO」、「SPY」とほぼ同じで、「情報技術」が、群を抜いてセクター比率の第1位になっています。続き、2位に「ヘルスケア」、3位が「金融」、そして4位が一般消費財となっています。
株価の推移
設立以来のiシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」のチャートです。
「ETF」設立時、約142ドルだった株価が、徐々に下がっていき、その後上昇していきますが、リーマンショックで半分以下の67ドル近くまで、暴落しています。この暴落時に購入していた事を考えると、下がり続ける株価に、正常な精神状態ではいられなかったと思います。
その後は順調に上昇を続け、現在では、277.89ドルと、約4倍にまでなっています。下がるときもあれば上がるときもある。株式がギャンブルと言われるのは、このようなことからかもしれません。ただ、設立時より、ずっと保有し続けていれば、20年もの長きにわたりですが、結果的には資産は増えているんですね。
株式で確実に資産を増やす為には、やはり、長期資産運用が正解なのでしょうか。
運用実績
最後に、iシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」の運用実績になります。
期間 | リターン |
---|---|
1年間 | 14.34% |
3年間 | 10.93% |
5年間 | 12.92% |
10年間 | 9.09% |
設定来 | 5.48% |
2018年5月末時点での、リターンの状況になります。2月からの調整期にもかかわらず、ここ1年のリターン値が最も大きく出ています。去年の株価上昇が絶好調であった事をあらわしています。
とはいうものの、10年スパンで見ても、10%近くのリターンとなっており、リーマンショック後に投資を開始するタイミングがベストだったという結果になっています。
設定来からは、5.48%のリターンになっています。
まとめ
ブラックロックが運用している、iシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVV」についてのまとめでした。
「IVV」のチャートを見ていて、順調に上昇を続けているS&P500インデックスですが、過去には、大暴落をしていた時期もあったということが、リアルにわかりました。株式における資産運用には、現金をしっかりと持つことも、大事なのかもしれませんっ
それでは
バンガードのバンガード・S&P500ETF「VOO」 まとめは、こちらになります。
ステート・ストリートのSPDR S&P500 ETF「SPY」まとめは、こちらになります。
「VOO」「SPY」「IVV」の比較もどうぞ。