こんにちは、アメリカ株で資産運用をしている☆しまじです☆
誰でも少ない資産で簡単に分散投資が出来る「ETF」。今回は、ステート・ストリートが運用する、SPDR(スパイダー) S&P500 ETF「SPY」についての記事になります。
目次
SPDR(スパイダー) S&P500 ETF「SPY」とは
「ETF」の中で、最も長い歴史を誇っているのが、ステート・ストリートが運用している、SPDR S&P500 ETF「SPY」です。1993年に上場し、約25年もの間、投資成果を上げ続けています。(下がった時もありますが・・・。)
投資対象は、アメリカ市場に上場している、25の産業グループにわたる代表的な企業500社ほどで、S&P500指数を基に、構成されています。
いわゆるパッシブ運用されている「ETF」になります。
- S&P500 : アメリカの投資情報会社「スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)」が算出している、代表的な株価の指数。上場している代表的な500の銘柄を基に算出されます。
- パッシブ運用 : ベンチマーク(ダウ平均株価や日経平均株価)に連動するように運用されること。ちなみに、ベンチマークを上回る運用を目指すことを「アクティブ運用」といいます。
概要
SPDR S&P500 ETF「SPY」の概要です。
項目 | 指数 | 備考 |
---|---|---|
ティッカー |
SPY 1557 |
US JP |
上場取引所 |
NYSE Arca 東京証券取引所 |
|
ベンチマーク | S&P500指数 | |
経費率 | 0.0945% | |
配当スケジュール | 4半期毎 | 3月・6月・9月・12月 |
ファンド純資産総額 | 2,674.7億米ドル | |
設定日 | 1993年1月22日 | 設立から25年が経過 |
NYSE Arcaと東京証券取引所の両方に上場しています。S&P500指数の「ETF」の中では、経費率は、少し高めですが、先ほども述べたように、設立からの歴史は、断トツです。
- NYSE Arca : 1997年に認可を受けた、アメリカ初の電子証券取引所です。NYSE(ニューヨーク証券取引所)とは、上場基準が異なります。
- 東京証券取引所 : 1949年に設立された日本最大の証券取引所で、略して東証と呼ばれます。
データ
SPDR S&P500 ETF「SPY」の各種データです。
項目 | 指数 | 備考 |
---|---|---|
構成株式銘柄数 | 504 | |
株価収益率 | 17.58倍 | PER |
株価純資産倍率 | 3.23倍 | PBR |
利益成長率 | 13.51% | 予想3-5年 EPS |
構成株式銘柄数は、S&P500対象の505銘柄に対し、ほぼ同じ504銘柄となっています。また、株価収益率「PER」は17.58%と、アメリカ企業の中では、決して高いわけでもなく、予想利益成長率「EPS」においては、13.51%とかなり魅力的な数値となっています。
保有上位10銘柄
SPDR S&P500 ETF「SPY」の保有上位10銘柄と、純資産総額に占める割合です。
銘柄 | ティッカー | 割合 |
---|---|---|
アップル | AAPL | 3.94% |
マイクロソフト | MSFT | 3.29% |
アマゾン・ドット・コム | AMZN | 2.95% |
フェイスブック クラスA | FB | 2.02% |
バークシャー・ハサウェイ | BRK.B | 1.56% |
JPモルガン・チュース・アンド・カンパニー | JPM | 1.56% |
アルファベット クラスC | GOOG | 1.51% |
アルファベット クラスA | GOOGL | 1.50% |
エクソン・モービル | XOM | 1.45% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | JNJ | 1.38% |
1位にアップル「AAPL」、そして2位にはマイクロソフト「MSFT」が続きます。アルファベットは、クラスCとクラスAが約1.5%づつ組み入れられており、合わせると約3%となり、第3位の保有率となります。
上位10銘柄で、純資産総額の21.16%を占めています。
セクター別
続いて、セクター別の構成比率がこちら。
セクター | 割合 |
---|---|
情報技術 | 26.34% |
ヘルスケア | 14.09% |
金融 | 14.04% |
一般消費財・サービス | 13.01% |
資本財・サービス | 9.58% |
生活必需品 | 6.80% |
エネルギー | 6.13% |
公益事業 | 2.80% |
不動産 | 2.70% |
素材 | 2.58% |
電気通信サービス | 1.94% |
「情報技術」が、群を抜いてセクター比率の第1位になっています。続き、2位に「ヘルスケア」、そして3位が「金融」です。一番割合の少ないセクターは、「電気通信サービス」となっています。
株価の推移
設立以来のSPDR S&P500 ETF「SPY」のチャートです。
25年もの長い期間では、大きくうねりながらも株価が上昇しているのが見て取れます。設立後順調に、上昇していましたが、2003年の下落、そしてリーマンショックの2009年には、大きく株価を落としています。
ただ、その後は、大きく成長を続け、現在は275.50ドルと、設立時に比べ231.36ドルの成長となっています。
続いて、東証の「1557」のチャートも見てみましょう。7年間の実績になりますが、上がり続けて、20,000円もの上昇となっています。絶好調でしたね。
運用実績
最後に、SPDR S&P500 ETF「SPY」の運用実績になります。
期間 | リターン |
---|---|
四半期 | 2.78% |
1年間 | 14.22% |
3年間 | 10.83% |
5年間 | 12.83% |
設定来 | 9.48% |
2018年5月末時点での、リターンの状況になります。今年に入り、ここ数年の上昇がひと段落していますが、5年間の間では、10%以上のリターンを続け、設定来でも、なんと9.48%と、とても高いリターンとなっています。
この様な結果をみると、やはり、少しでも早く購入するべきだったと思います。
まとめ
ステート・ストリートが運用している、SPDR S&P500 ETF「SPY」と「1557」について、書いてきました。
過去のリターンをみると、非常に魅力を感じる「ETF」であり、歴史も古く信頼性も十分にあると思います。バンガードの「VOO」と比べると、経費率が少し高めなんですね。
ただ、「ETF」の草分け的存在。やはり、抜群の人気を誇っていますっ
それでは
バンガードのバンガード・S&P500ETF「VOO」まとめは、こちらになります。
ブラックロックの iシェアーズ・コア S&P500 ETF「IVVまとめは、こちらになります。
「VOO」「SPY」「IVV」の比較もどうぞ。