こんにちは、アメリカ株で資産運用をしている☆しまじです☆
今日は、誰でも少ない資産で簡単に分散投資が出来る「ETF」。その中で、バンガードが運用している、バンガード・S&P500ETF「VOO」についての記事になります。
目次
バンガード・S&P500ETF「VOO」とは
バンガード・S&P500ETF「VOO」とは、バンガードが運用している、アメリカ株に投資をしている方であれば、誰もが知っている代表的な「ETF」です。
投資対象は、アメリカ市場に上場している、特に規模の大きく代表的な企業500社ほど。また、S&P500指数に連動したパフォーマンスを目指しています。
いわゆるパッシブ運用されている「ETF」になります。
- S&P500 : アメリカの投資情報会社「スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)」が算出している、代表的な株価の指数。上場している代表的な500の銘柄を基に算出されます。
- パッシブ運用 : ベンチマーク(ダウ平均株価や日経平均株価)に連動するように運用されること。ちなみに、ベンチマークを上回る運用を目指すことを「アクティブ運用」といいます。
概要
バンガード・S&P500ETF「VOO」の概要です。
項目 | 指数 | 備考 |
---|---|---|
ティッカー | VOO | |
上場取引所 | NYSE Arca | |
ベンチマーク | S&P500指数 | |
経費率 | 0.04% | |
配当スケジュール | 4半期毎 | 3月・6月・9月・12月 |
ETF純資産総額 | 836.4億米ドル | |
ファンド純資産総額 | 3,914.35億米ドル | |
設定日 | 2010年9月7日 | 設立から8年が経過 |
上場は、NYSE Arcaになります。また、経費率は、0.04%とかなりの低経費率。 設定日からは、まだ8年ほどと新しい「ETF」です。
ちなみに配当金について、実際に配当金が振り込まれるのは、配当が確定した次の月になります。なので、「VOO」の株をもっている場合、配当金が入るのは、4月・7月・10月・1月になります。確定日に、株をもっていないといけませんが・・・。
- NYSE Arca : 1997年に認可を受けた、アメリカ初の電子証券取引所です。NYSE(ニューヨーク証券取引所)とは、上場基準が異なります。
データ
バンガード・S&P500ETF「VOO」の各種データです。
項目 | 指数 | 備考 |
---|---|---|
構成株式銘柄数 | 506 | |
株価収益率 | 23.2倍 | PER |
株価純資産倍率 | 3.2倍 | PBR |
株主資本利益率 | 16.0% | ROE |
利益成長率 | 9.6% |
構成株式銘柄数は、S&P500対象の505銘柄に対し、ほぼ同じ506銘柄となっています。また、株価収益率「PER」は、一般的には割高ですが、ハイテク株などと比べると、アメリカ市場では、そこまで高いともいえない数値ではないかと思います。
株主資本利益率「ROE」が16%というのも、ものすごく良い数値をたたき出しています。
保有上位10銘柄
バンガード・S&P500ETF「VOO」の保有上位10銘柄と、純資産総額に占める割合です。
銘柄 | ティッカー | 割合 |
---|---|---|
アップル | AAPL | 3.8% |
マイクロソフト | MSFT | 2.9% |
アルファベット | GOOGL | 2.7% |
アマゾン・ドット・コム | AMZN | 2.0% |
フェイスブック | FB | 1.8% |
バークシャー・ハサウェイ | BRK.B | 1.7% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | JNJ | 1.6% |
JPモルガン・チュース・アンド・カンパニー | JPM | 1.6% |
エクソン・モービル | XOM | 1.5% |
バンク・オブ・アメリカ | BAC | 1.3% |
1位は、アップル「AAPL」。さすが、時価総額1兆円が目前に迫っている、超ビック企業。続いて、5位まではハイテク株がずらっと並んで、その下は、いろいろなセクターが入り乱れています。
上位10銘柄で、純資産総額の20.9%を占めており、約ということになります。
セクター別
続いて、セクター別の構成比率がこちら。
セクター | 割合 |
---|---|
情報技術 | 23.8% |
金融 | 14.8% |
ヘルスケア | 13.8% |
一般消費財・サービス | 12.2% |
資本財・サービス | 10.2% |
生活必需品 | 8.2% |
エネルギー | 6.1% |
素材 | 3.0% |
不動産 | 2.9% |
公益事業 | 2.9% |
情報技術が、群を抜いてセクター比率の第1位。もっとも運用効率が上がりそうな比率ですね。2位以降、比率が高いセクターは、金融・ヘルスケア・一般消費財・資本財となっています。
素材・不動産・公益事業は、かなり少ない比率なんですね。
株価の推移
設立以来のバンガード・S&P500ETF「VOO」のチャートです。
非常にきれいな右肩上がりを描いています。リーマンショックが終わってから、運用が始まっているため、ほぼ、大きな下落は見られません。今年2月の「VIXショック」がそれなりの波になっているくらいですから。
運用実績
最後に、バンガード・S&P500ETF「VOO」の運用実績になります。
期間 | リターン |
---|---|
四半期 | 6.64% |
1年間(2017年) | 21.78% |
3年間 | 11.38% |
5年間 | 15.75% |
設定来 | 15.40% |
設定来、毎年15%近くのリターンをたたき出しています。特に、2017年は、1年間で最高の21.78%のリターンとなっており、早くから購入しておけばよかったと、そう思うばかりでございます。
まとめ
今年に入って、あまり良いリターンが得られていない「VOO」ですが、過去の運用成績を見てみると、とても魅力のある銘柄であることがわかります。
未来は誰にもわかりませんが、1銘柄を購入するだけで、アメリカの大企業506社に一気に分散投資が出来てしまう、バンガード・S&P500ETF「VOO」。経費率も0.04%ととても魅力な、バンガード・S&P500ETF「VOO」。アメリカで資産運用をしていく上では、必ずと言っていいほど候補に入れておきたい銘柄ですっ
それでは
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