配当金を目的として投資をする投資家にとって、キングたる存在。それは、配当王。こんにちは、アメリカ株で資産運用している☆しまじです☆
目次
配当王とは
アメリカの市場において、企業は投資をしてくれた投資家へ配当という形で、敬意を表します。日本には、株主優待などの制度がありますが、アメリカにはなく、投資家には配当金という形で、利益を還元します。
この配当金ですが、毎年、配当する金額を増額している企業があり、その増配を止めることなく、長い間続けている。さらには、その期間が50年を超える企業の事を、配当王と言います。
一般的には、会社の寿命は30年とも言われており、時代の移り変わりに、長期間対応し続けるのは、非常に困難な事だとされています。なおのこと、増配を続けるとなると、毎年、利益を上げ続けていかなければなりません。
つまり、50年以上の間、世界で通用し続けることが出来た企業だけがなる事ができる。それが、配当王です。
配当王一覧
それでは、2018年9月時点の、配当王一覧がこちら
増配年 | 企業 | ティッカー | セクター | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
64年 | アメリカン・ステーツ・ウォーター | AWR | 公益 | 1.80% |
63年 | ドーバー | DOV | 資本財 | 2.17% |
62年 | ノースウェスト・ナチュラル・ガス | NWN | 公益 | 2.83% |
62年 | ジェニュイン・パーツ | GPC | 一般消費財 | 2.90% |
62年 | プロクター・アンド・ギャンブル | PG | 生活必需品 | 3.45% |
62年 | パーカー・ハネフィン | PH | 資本財 | 1.65% |
61年 | エマソン・エレクトリック | EMR | 資本財 | 2.53% |
60年 | スリーエム | MMM | 資本財 | 2.58% |
58年 | ベクトレン | VVC | 公益 | 2.52% |
58年 | シンシナティ・ファイナンシャル | CINF | 金融 | 2.76% |
56年 | コカ・コーラ | KO | 生活必需品 | 3.38% |
56年 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | JNJ | ヘルスケア | 2.61% |
56年 | ロウズ・カンパニー | LOW | 一般消費財 | 1.67% |
55年 | ランカスター・コロニー | LANC | 生活必需品 | 1.61% |
55年 | コルゲート・パルモリーブ | CL | 生活必需品 | 2.51% |
55年 | ファーマーズ・アンド・マーチャンツ | FMCB | 金融 | 1.92% |
55年 | ノードソン | NDSN | 資本財 | 1.01% |
52年 | ホーメル・フーズ | HRL | 生活必需品 | 1.90% |
52年 | トゥッティーロール・インダストリーズ | TR | 生活必需品 | 1.23% |
51年 | ABMインダストリーズ | ABM | 資本財 | 2.17% |
51年 | カリフォルニア・ウォーター・サービス | AWR | 公益 | 1.75% |
51年 | SJW | SJW | 公益 | 1.83% |
51年 | ターゲット | TGT | 一般消費財 | 2.90% |
51年 | スタンレー・ブラック・アンド・デッカー | SWK | 資本財 | 1.80% |
51年 | フェデラル・リアルティ・インベストメント・トラスト | FRT | 不動産 | 3.23% |
50年 | ステファン | SCL | 素材 | 1.03% |
50年 | コマース・バンクシェアーズ | CBSH | 公益 | 1.42% |
※U.S.VividendChampions参照
配当王一覧について
最長の増配を続けているのは、アメリカン・ステーツ・ウォーター【AWR】で64年になります。セクターは公益、配当利回りは、1.8%となっています。
27銘柄をみてみると、公益、資本財、生活必需品セクターがほとんどを占めており、その中に、一般消費財や金融などが混じっている感じです。
セクター別比較
配当王を、セクター別に分けてみました。
- 公益・・・6社
- 資本財・・・7社
- 一般消費財・・・3社
- 生活必需品・・・6社
- 金融・・・2社
- ヘルスケア・・・1社
- 不動産・・・1社
- 素材・・・1社
公益、資本財、そして生活必需品セクターの企業は、今までの時代では一番、生き残りやすかったセクターと言えそうです。
これからの時代は、どうなっていくのでしょうか。
配当王であり、ダウ工業30種の銘柄
配当王でありながら、ダウ工業30種にも選ばれている企業があります。めっちゃ、凄すぎです☆
この4銘柄になります。日本でも、よく耳にする、名の知れ渡った企業ですね。
今日のまとめ
増配を50年以上続けている、配当王27銘柄でした。安心と信頼の企業であることに間違いはありませんが、増配率や投資リターンについては、各銘柄、いろいろとありそうです。個別銘柄別の分析については、ぼちぼちやってきます☆
それではっ
ダウ工業株30種についてのまとめです。