加工食品会社であり配当王である、ホーメルフーズ【HRL】について、徹底分析していきます。こんにちは、アメリカ株で資産運用をしている☆しまじです☆
目次
- ホーメルフーズ【HRL】とは
- ホーメルフーズ【HRL】の企業情報
- 株価推移
- 売上高と利益の推移
- 時価総額の推移
- 資本の推移
- EPSとPERの推移
- BPSとPBRの推移
- ROEとROAの推移
- 配当金の推移
- キャッシュフローの推移
- まとめ
ホーメルフーズ【HRL】とは
ホーメルフーズ【HRL】とは、アメリカのミネソタ州オースティンに本社を置く、食品会社です。
今から約128年前の、1891年にジョージ・A・ホーメルによって設立されました。世界初の缶詰ハムの開発など、豚肉の加工品を販売し、順調に業績を拡大していきます。そして、現在、30のブランドを抱え、世界中の80ヶ国で販売されるほどの、世界でも有数の食品企業となっています。
さらに、53年間もの間、配当を増配している、配当王でもあります。
代表的なブランド
- COLUMBUS Craft Meat・・・高級で本格的なお肉
- WHOLLY GUACAMOLE・・・アボガドのディップ
- Fontanini・・・ソーセージやミートボール
- Justine's・・・ナッツバターやピーナッツバター
- Austin Blues・・・バーベキュー用スモークお肉
- NSTURAL CHOICE・・・デリ肉やベーコン
- APPLEGATE・・・自然食品のお肉
- SPAM・・・缶詰ハム
ホーメルフーズ【HRL】の企業情報
事業内容 : 食肉製品
生鮮食肉、冷凍・燻製・調理済み・缶詰の食肉製品
セクター : 一般消費財
社名 : Homel Foods Corp.
市場 : NYSE「ニューヨーク証券取引所」
従業員 : 20,100人
決算 : 10月
配当月 : 1,4,7,10月
株価推移
30年
ホーメルフーズ【HRL】の株価推移です。30年間の株価チャートがこちら
30年間で、株価は約33倍に上昇しています。リーマンショック時も、大した下がりがなく、ほとんどずっと右肩上がり。ただ、2016年に45ドル近くまで急上昇した後、2年ほどかけて、30ドル付近にまで下げています。
この時の下げがかなり大きく、その後上昇に転じますが、2016年の株価をなかなか超えられないでいる様子です。
10年
続いて、10年間の株価チャートはこちら
ここ10年間で、株価は5倍以上に上がっています。
売上高と利益の推移
売上高と利益について、過去10年間の推移です
2014年まで、毎年売上げと利益を上げていき、売上でいうと5年間で30億ドル近くの増と、とても成長しました。
その後は、売上がほぼ一定で推移していますが、純利益は上昇しています。この10年で純利益は、約3倍にまで増えています。
時価総額の推移
時価総額と、発行株式数の過去10年間の推移がこちら
発行株式数は、5.4億株で、ほとんど変わりません。
そうした中、株価の上昇とともに、時価総額が上昇しており、ここ10年で、52→230億ドルへと、4倍以上に成長しています。
資本の推移
続いて、資本についてみていきます。過去10年間の推移がこちら。
資本については、総資産と自己資本ともに、きれいな右肩上がりであり、10年前の2倍以上へと成長。さらに、自己資本比率も緩やかに上昇し、2018年で、約70%と、かなり高い数値をキープしています。
EPSとPERの推移
次は、1株あたり利益「EPS」と株価収益率「PER」の過去10年間の推移です。
1株あたり利益「EPS」は、発行株式数に変化がない中、順売り上げの増加とともに増え続けています。この10年間で、約3倍へと成長しました。
また、株価収益率「PER」は、2015年に最も高い、31倍へと上昇後、落ち着いてきており、2018年では23倍程です。
BPSとPBRの推移
続いて、1株あたり純資産「BPS」と株価純資産倍率「PBR」についてです。過去10年間のデータがこちら。
順調に増え続ける自己資本と総資産の中で、1株あたり純資産「BPS」についても順調に増加を続け、10ドルを超えてきました。
また、株価純資産倍率「PBR」は、「PER」同様に、2015年最も高い、5.4倍まで上昇した後、2018年には、4.1倍となっています。少し割高感が残っている感じです。
ROEとROAの推移
株主資本利益率「ROE」と総資本利益率「ROA」の過去10年間の推移です。
株主資本利益率「ROE」、総資本利益率「ROA」ともに、とてつもなく安定して、さらに十分な数値で推移しており、文句のつけようがありません。
配当金の推移
気になる配当金と配当利回り、過去10年間の推移がこちら。
53年もの間、増配を続けている上に、ここ10年間も大きく配当金を増やしています。すばらしい。
もしも10年前に株を購入していたとすると想定した場合、現在の配当利回りは、8.31%になっており。非常に魅力的なディフェンシブ銘柄になっていました。
続いて、配当性向を見ていきます。
配当性向は、増配とともに毎年ゆるやかに上昇し、10年前の30%から、2018年には40%位にまで上がってきてはいますが、まだまだ十分に余裕を持っています。
キャッシュフローの推移
最後に、キャッシュフローの推移になります。過去10年間のデータがこちら。
年々、投資キャッシュフロー額が増えていっていますが、営業キャッシュフローがそれ以上に増えており、フリーキャッシュフローは増え続けています。
理想的なキャッシュフローです。
まとめ
さまざまな指数により、ホーメルフーズ【HRL】を分析しました。すべての指数において、非常に良好な数値と成長であり、とても魅力的な銘柄であるといえます。
また、56年間もの間、増配を続けている配当王であり、ディフェンシブ銘柄として、ぜひ保有したい企業です。
それでは☆彡
ホーメルフーズ【HRL】は、配当王27銘柄の1つです。