こんにちは、アメリカ株で資産運用している☆しまじです☆
今日は、インテル【INTC】について、いろいろな指数で分析していきます。
目次
- インテル【INTC】とは
- インテル【INTC】の企業情報
- 30年間の株価推移
- 売上高と利益の推移
- 資本の推移
- EPSとPERの推移
- BPSとBPRの推移
- ROEとROAの推移
- 配当金の推移
- キャッシュフローの推移
- まとめ
インテル【INTC】とは
インテル【INTC】とは、「インテル入ってる!」のコマーシャルを見られた方もいると思いますが、パソコンの頭脳となるCPUを開発製造販売している、大企業です。
アメリカのカリフォルニア州サンタクララに本社を構えます。設立は1968年、いわゆる半導体素子メーカとして、時代の先端を走り続けてきました。インテルの名前の由来ですが、
- Integrated Electronic(統合されたエレクトロニクス)
の頭文字を取って作られたとされています。
50ヶ国以上に事務所を配置し、製造・研究拠点は8ヶ国と、全世界にで展開しています。日本にも支社があり、東京都に本社を置いています。
インテル【INTC】の企業情報
事業内容 : 半導体チップ
パソコン向けプロセッサ、マザーボード、ハードウェア等
セクター : テクノロジー
社名 : Intel Corp
市場 : NASDAQ「ナスダック証券取引所」
従業員 : 102,700人
決算 : 12月
配当月 : 3,6,9,12月
30年間の株価推移
インテル【INTC】の株価の推移です。30年間の株価チャートがこちらになります。
1997年から2000年にかけて、インターネット・バブルにより、株価は異常なほど値を上げています。3年間で、4倍ほどにまで急上昇と、とてつもないIT時代の到来でした。が、その後、バブルがはじけると、株価は20ドル台にまで急落。
その後は、ボックス相場の中、上がり下がりを繰り返していましたが、リーマンショック後は、順調に上昇トレンドに入ってきています。バブル絶頂期までとはいきませんが、18年ほどの歳月を経て、50ドル付近まで戻してきています。
売上高と利益の推移
続いて、売上高と利益について、過去10年間の推移です。
売上高は、毎年増加していっています。2017年は600億ドルを超えてきています。営業利益と純利益については、2010年以降、横ばいといったところでしょうか。営業利益率も、25~30%あたりで横ばいです。これだけの営業利益率が取れるのは、すごい!
資本の推移
続いて、資本についてみていきます。過去10年間の推移がこちら。
自己資本比率は、2010年まで80%ととてつもない数値でしたが、その後、総資産が2倍ほどまで上昇を続けているため、自己資本も上昇はしていますが、自己資本比率は減少していき、57%になっています。
EPSとPERの推移
次は、1株あたり利益「EPS」と株価収益率「PER」の過去10年間の推移になります。
1株あたり利益「EPS」については、2010年以降、2ドルを少し超えたところで、推移しています。純利益が少しずつ減っている中、発行株式数も57億株数から48億株数まで毎年少なくなっており、そのバランスで釣り合っている様子です。
株価収益率「PER」は、株価の上昇とともに上がっており、10倍から23倍ほどまで上がってきている状況です。
BPSとBPRの推移
続いて、1株あたり純資産「BPS」と株価純資産倍率「BPR」についてです。過去10年間のデータがこちら。
1株あたり純資産「BPS」は、順調に増加。また、株価純資産倍率「BPR」は、少し高めとなり、3倍を超えてきています。
ROEとROAの推移
株主資本利益率「ROE」と総資本利益率「ROA」の過去10年間の推移です。
利益があまり増えておらず、横ばいの中、総資産と自己資本は増え続けているため、株主資本利益率「ROE」、そして総資本利益率「ROA」はともに右肩下がりとなっています。2011年はとてつもない数値でしたが、2017年にはずいぶんと落ち着いてきた感じです。
配当金の推移
気になる配当金と配当利回り、過去10年間の推移がこちら。
株価の上昇にともない、配当利回りは落ちてきて2.5%程となっていますが、毎年きっちり増配を続けています。配当金については、魅力を感じるところ。
続いて配当性向です。
リーマンショックの後、配当性向を30%台まで下げています。その後、増配とともに、配当性向は上昇し、2017年度で55%近くまで上げています。今後も、増配は続いていきそうですが、いかに。
キャッシュフローの推移
最後に、キャッシュフローの推移になります。過去10年間のデータがこちら。
キャッシュフローについては、それなりの額の投資キャッシュフローに資金を回しながらも、大きなフリーキャッシュを持つだけの営業キャッシュフローを得ています。安定した資金繰りをなし得ている、成熟企業ですね。
まとめ
さまざまな指数により、インテル【INTC】を分析しました。インターネット・バブルがはじけた後の生き残り企業の一つであり、現在も成長を続けている、成熟企業。増配も毎年続けており、今後の成長も期待したいインテル【INTC】 ♪
それではっ
インテル【INTC】は、工業株30種平均株価に採用されています。