今年、新たにダウ工業株30種の1つにに選ばれたウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】について、徹底分析していきます。こんにちは、アメリカ株で資産運用をしている☆しまじです☆
目次
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】とは
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】の企業情報
- 30年間の株価推移
- 売上高と利益の推移
- 資本の推移
- EPSとPERの推移
- BPSとBPRの推移
- ROEとROAの推移
- 配当金の推移
- キャッシュフローの推移
- まとめ
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】とは
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】とは、アメリカのイリノイ州ディアフィールドに本社を置く、ドラッグストアの運営をしている持ち株会社で、アメリカとヨーロッパを中心に、世界25ヶ国以上で、10万店以上のストアを持ち、300以上の医薬品流通センターを持っている、国際的な大企業です。
2014年、アメリカのウォルグリーン・カンパニーと、スイスのアライアンス・ブーツが経営統合にしたことにより設立された企業になります。
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】の企業情報
事業内容 : 薬局チェーン持株会社
セクター : 生活必需品
社名 : Waigreens Boots Alliance Inc
市場 : NASDAQ「ナスダック証券取引所」
従業員 : 354,000人
決算 : 8月
配当月 : 2,5,8,11月
30年間の株価推移
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】の株価の推移です。30年間の株価チャートがこちら。
2014年までは、ウォルグリーン・カンパニーになってます。30年間トータルで見ると、大きく株価は値を上げています。ただ、1994年から2013年までの約20年間、ボックス相場を続けており、その後、アライアンス・ブーツとの経営統合を実施するまでは、大きく株価を上昇させることはありませんでした。
ただ、リーマンショック時の大きな下落もなく、とても安定している銘柄です。ここ30年の間に、大きく株価を上昇させたのは、1995~1999年の時と、最近の、2013~2016年の時の2回です。この時は2倍以上の大きな上昇を見せています。
配当金を頂きながら定期投資を行い、株価上昇時に大きく資産を増やす投資法が合っているのではないでしょうか。
売上高と利益の推移
続いて、売上高と利益について、過去10年間の推移です。
売上高、営業利益、そして純利益すべてにおいて、順調に右肩上がりを続けている企業です。特に、経営統合後の2015年以降は、売上が1,000億ドルを突破し、同時に、利益も増やしています。
その様な中、営業利益率は5%程で推移しており、利益が取りにくい業界でもあります。確かに、生活に必要なものは少しでも安く買いたい、消費者心理がありますものね。
資本の推移
続いて、資本についてみていきます。過去10年間の推移がこちら。
資本については、経営統合までは増え続け、さらにその自己資本比率は、50%超えと非常に安定した資産形成をしています。経営統合後は、少しづつ自己資本が減少し、2018年度には、40%を割っていますが、それでも十分な数値となっています。
EPSとPERの推移
次は、1株あたり利益「EPS」と株価収益率「PER」の過去10年間の推移になります。
1株あたり利益「EPS」は、増えたり減ったりではあるものの、ここ10年間で、2ドルから5ドルにまで増えています。また、株価収益率「PER」は、株価が大きく上昇した、2014年、2015年と高めの30倍近くまで上昇していましたが、近年は、株価の落ち着きと利益の上昇により、下がってきている模様です。
BPSとBPRの推移
続いて、1株あたり純資産「BPS」と株価純資産倍率「BPR」についてです。過去10年間のデータがこちら。
1株あたり純資産「BPS」は、ここ10年間で15ドルから25ドル近くまで、順調に右肩上がり。同時に、株価純資産倍率「BPR」も上昇してきており、3倍付近まできています。
ROEとROAの推移
株主資本利益率「ROE」と総資本利益率「ROA」の過去10年間の推移です。
株主資本利益率「ROE」そして、総資本利益率「ROA」の両方において、とても安定して高い利益率を、毎年継続しています。「ROE」については、2014年を除いては、全ての年で10%を大きく超えており、2018年には20%に届きそうな勢いとなっています。
配当金の推移
気になる配当金と配当利回り、過去10年間の推移がこちら。
配当金については、きれいな増配を続けており、0.47ドルから1.64ドルまで増えました。10年前に株を購入していたとすると、現在の配当利回りは、約5.24%となかなかの高配当銘柄です。
また、配当利回りは、株価の上昇に伴い、2015、2016年と2%を切りましたが、現在は2.5%程となっています。
続いて、配当性向を見てみましょう
配当性向は、2014年に60%を超えましたが、これを除くと30~40%の間で推移しており、十分に余力を持った増配を続けているといえます。
キャッシュフローの推移
最後に、キャッシュフローの推移になります。過去10年間のデータがこちら。
キャッシュフローの推移については、非常に安定しており、さすが新しくダウ工業株30種に選ばれたといったところです。営業キャッシュフロー、そしてフリーキャッシュフローを順調に伸ばしています。
まとめ
さまざまな指数により、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】を分析しました。これからも世界の人口は増え続けていく予定であり、生活に必要な商品を提供するドラッグストアも、また、需要が増えていくと思われます。
株価は、長期間ボックス相場に入ることもあるかもしれませんが、増配と、企業の成長に期待です。
ではでは☆彡
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】は、工業株30種平均株価の採用銘柄です。