しまじろうの資産運用

☆しまじ☆が資産運用をしていくブログです。アメリカ株をメインとして、ETFと個別株に投資。資産を増やしています。

ウェルズ・ファーゴ「WFC」過去10年間を徹底的に分析しました【2018年版】

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 こんにちは、アメリカ株で資産運用している☆しまじです☆

 ウェルズ・ファーゴ「WFC」について、過去10年間の業績や指標をまとめました。

 目次 

 

ウェルズ・ファーゴ「WFC」とは

 ウォーレン・バフェットが、株式を2番目に多く保有している企業(保有比率:12.66%)としても有名な、アメリカのカリフォルニアに本社を置く、超大手銀行。それがウェルズ・ファーゴ「WFC」です。 

 歴史は古く、1852年に、ヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴの2人がつくりました。ウェルズとファーゴ、つまり創業者のそれぞれの名前を取って、社名としたのですね。166年も続いている企業です。

 ちなみに、アメリカン・エキスプレス「AXP」をつくったのも、この2人。

 

ウェルズ・ファーゴ「WFC」の企業情報

事業内容  : 銀行業務、ローン、クレジットカード、リース

        証券仲介、保険代行 他

セクター  : 金融

社名    : Wells Fargo & Co.

市場    : NYSE「ニューヨーク証券取引所」

本社所在地 : カリフォルニア州サンフランシスコ

従業員   : 269,100人

決算    : 12月

配当月   : 3,6,9,12月

 

過去30年間の株価の推移

 ウェルズ・ファーゴ「WFC」を、分析していきます。過去30年間の株価チャートがこちら(過去10年間といいながら、チャートは30年間)

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30年かけて、株価はなんと、約32倍になっています。もし、30年前に100万円投資していたら、現在、3,200万円になっています。夢があります。

 ですが、その上昇の間に、リーマン・ショックがありました。なんと、その時は、株価が7.63ドルまで下落しているのですね。すさまじい、下がり方です。その後は、2012年から2015年中旬までは、順調に株価が上昇、一度下がりますが、最近、最高値の66.31ドルまで上昇して、現在は、55.44ドルとなっています。

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売上高vs純利益

では、各指数についての分析をしていきましょう。まずは、売上高と純利益の過去10年間のデータが、こちら

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2008年から2009年にかけて、売上高が約2倍になっています。 これは、大手銀行のワコビアを、151億ドルにて合併したことによります。売上高が2倍になるって、ハンパないっ

 その後は、2017年まで、ほぼ安定した売上高を継続。対し、純利益を見てみると、2008年の27億ドルが、2009年には、一気に123億ドルになり、その後、右肩上がりに増えていっています。そして、2014年には、最高の214億ドルを計上し、200億ドル超えを継続しながら、現在に至っています。

 10年スパンで見る限り、上昇する株価と、安定した売上高に純利益。大手銀行として、安定した企業と言えそうです。

 

売上高vs営業利益

 つづいて、売上高に対する営業利益のデータがこちら、

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 ワコビアを合併し、2009年にグッと上がった売上高を、そのまま継続して現在に至る中、営業利益は、山なりで推移しています。営業利益率で見ると、たいへん見やすのですが、ピークの2014年まで、順調に上がり続け、なんと、営業利益率は40%に達しています。しまじの業界では、利益率40%なんて、ありえん~

 その後、2017年に営業利益率30%になるまで、徐々に下がってきています。2016年に、口座を無許可で開設したスキャンダルが報道されてから、厳しい局面を迎えているように、感じます。

 最近では、取締役の退任や、2017年度末の資産総額を超える資産を持ってはいけないなどのFRB「米連邦準備制度理事会」からの処分もあり、2018年、なんとか生まれ変わって欲しいところです。

 

総資産vs自己資本

次は、資産について分析していきます。総資産に対する、自己資本のデータがこちら

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 総資産を見てみると、2009年を除き、右肩上がりで増え続けています。というよりも、額がハンパない金額!2017年、2兆ドルに届きそうな勢い。銀行は、総資産が多いイメージがありますが、それでも、2兆ドルってすごくないですか。

 対し、自己資本比率は、約11%と低めですが、それでも、自己資本は2,000億ドルくらいあります。総資産がこれだけ多いと、自己資本比率はかなり下がってしまうのですね。自己資本比率も総資産と同じく、毎年、右肩上がりに増え続けており、良い感じです。

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1株あたり利益「EPS」

 1株あたり利益「EPS」について見ていきます。

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2015年以降は、ほぼ一定 ですが、それまでは、順調に上昇し続けており、基本的に株価が上昇を続けている中、利益もしっかり増やしていることが分かります。

 

株価収益率「PER」

株価の割高割安の判断材料となる、株価収益率「PER」を見ていきます。

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 ワコビアを合併する前の2008年を省いて見ていくと、10倍から15倍未満の間で推移しており、けっして割高ではなく、どちらかというと割安な数値となっています。

 

1株あたり純資産「BPS」

 1株あたり純資産「BPS」の推移になります。確実に、自己資本を確保出来ているかどうかが、ポイントとなる指標です。過去のデータがこちら

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 めちゃくちゃきれいな、右肩上がりのグラフとなっています。発行株式数は、2008年の約34億株から、2010年には約53億株と増加、その後は、2017年の約50億株まで、徐々に減らしてきてはいますが、自己資本が確実に、年々増加していっており、理想的な推移をしていま。

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株価純資産倍率「BPR」

つづいて、株価に対してはの自己資本比率はどうでしょうか、「BPR」の過去のデータがこちら

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2011、12年あたりが非常に良く、約1倍近くになっています。それ以外の年でも、1.4~1.6倍程で推移しており、優秀です。もし、1倍を切ってくる様なら、さらに企業評価は上ってくると思います。

今後の、株価の動きとあわせて、「BPR」の上下の動きについてもチェックしていきたいところ。

 

「ROE」と「ROA」

 株主資本利益率「ROE」と総資本利益率「ROA」について分析していきます。過去のデータがこちら。

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「ROE」、「ROA」ともに、山なりとなっています。営業利益と、同じように推移していますが、 こちらは、ピークが2013年。営業利益はピークが2014年でしたね。

2013年以降の「ROE」の低下については、株主資本がほとんど変化ない中での、営業利益率の低下が、その原因になっていると考えられます。純利益もですが、ほんの少しずつ減ってきています。(ほとんど一定ですが)

その様な中、現在でも10%以上にあり、数値的には十分だといえますが、上昇に転じて欲しいところでもあります。

 また、「ROA」については、ピーク時でも約1.6倍と常に2倍以下で推移しています。「ROA」が低すぎるというよりも、総資産がものすごく多いから低くなっているのでは、と推測できます。総資産が、ものすごい勢いで増えていっていますものね。

 

配当金

 長期投資をする上で、しっかり押さえておきたいところ、配当金です。配当金と配当利回りの過去のデータがこちら、

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リーマンショック後の、2009、10年と一気に配当金を減らしています。最も少なかった時で、配当金0.2ドル(配当利回り0.65%)とかなりの低さ。しかし、そこから順調に増配を続け、2016、17年においても、少しずつですが、しっかり継続しています。

 また、現在では配当利回りも約2.5%まで上昇、投資家のことも考えてくれてる、といったところです。欲を言えば、配当利回り、3.5%程までいってくれると、良いなと思います。今後に期待!

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配当性向

 次は、利益に対する配当、配当性向についてみていきます。過去のデータがこちら

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 ワコビア合併前の2008年は、あまりに極端なので、省いてみていきます。最も配当金の少なかった2010年から、配当金および配当利回りの上昇に伴い、配当性向も右肩上がりで、上がりつ続けています。

とはいっても、現状で35%と、十分に余力持った上がり方をしており、今の水準か、それ以上の利益を上げ続けていくのであれば、まだまだ十分に増配を続けていける状況であると分析できます。

 

キャッシュフロー

 最後に、企業のお金の流れをあらわす、キャッシュフローをみていきましょう。

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 なんか、でこぼこです。あと、投資キャッシュフローがほとんどありません。2009年以降、営業・フリーキャッシュフローはプラスが転じ、2012・13年は、他の年の3倍程を達成しています。よっぽど、自由に使えるお金を持っていました。

 ただ、2016年には、ほぼ0となり、その後、持ち直しているといったところです。しまじレベルでは、分析の仕方が、良くわからない状況です。

 

ウェルズ・ファーゴ「WFC」分析まとめ

 ウェルズ・ファーゴの分析まとめです。過去10年のデータからは、全体的にすべての指数が上昇傾向にある企業です。まあ、非常に歴史の長い企業ですので、10年分くらいを見ても、ほんの1部しか分析しきれていないのでしょうけども・・・。

 それでも、ワコビア合併後のそれぞれの指数による企業分析は、ざっくりはみてこれたと思います。

 自己資本・配当金の増配が好調に推移している中、気になるのが、2016年頃に起きたスキャンダル。地域密着型で、長年、手堅い経営をしてきた超大手銀行ですが、2018年に入っても、まだ問題が解決には至っていない様子で、営業利益も下がってきているのが気になります。

 一刻も早く、内側から企業を立て直し、みんなの信頼を勝ち取って欲しいですっ

それでは