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2018年上期の技能試験、公表されている候補問題について、見ていきます。今回は、№6になります。
目次
候補問題№6
公表されている、技能試験の問題№6の回路図がこちら。
特記事項
技能試験の、特記事項です。
- 図記号は、原則としてJIS C 0303:2000に準拠しています。
- 記載のない電線の種類は、VVF1.6です。
問題について
電源100Vラインは、「1φ2W 100V」なので、単相(黒と白の2本線)の100V回路になります。電源からVVF用ジョイントボックス(実際には取り付けません)までが、「VVF 2.0-2C」で指定されています。
負荷側としては、露出形コンセントが1つ、それに引掛シーリング(ボディ角形)が2つ(1つは施工省略)あり、スイッチ「イ」にてそれら2つを点滅させます。
スイッチ「イ」は2つの3路スイッチから成り立っており、どちらのスイッチでも入り切りが可能です。
また、リングスリーブによる接続では、使用するリングスリーブのサイズ(小・中)と、リングスリーブ用圧着工具で圧着した時の刻印(○・小・中)を間違いなく施工する事が必須となります。
接続する電線のサイズと組合せ | リングスリーブ | 圧着工具のダイス |
---|---|---|
1.6mm×2本 | 小 | 1.6×2 |
1.6mm×3~4本 | 小 | 小 |
2.0mm×2本 | 小 | 小 |
2.0mm×1本+1.6mm×1~2本 | 小 | 小 |
2.0mm×1本+1.6mm×3~5本 | 中 | 中 |
2.0mm×2本+1.6mm×1~3本 | 中 | 中 |
圧着ダイス1.6×2でカシメた際に、「○」がリングスリーブに刻印されます。この表は、完璧に覚える必要があります。
複線図
では、複線図を書いていきます。VVF用ジョイントボックスは、左側が差込形コネクタによる結線で、右側がリングスリープによる結線とします。
電源と機器の配置
まずは、接続する機器の配置と電源の配線から。
電源からの配線のうち、電灯(負荷側)を白色に、スイッチ側を黒色にします。どちらにしても構いませんが、この様にした方が、のちのち配線が複雑にならずにすみます。
露出形コンセントへの配線
続いて、露出形コンセントへの配線です。
黒線から線をつないで、白線(接地側)へつなぎます。コンセントは、単純に白線と黒線をつなぎます。
3路スイッチへの配線
続いて、3路スイッチ「イ」へ配線をつなぎます。
電源側からの非接地側電線につながる3路スイッチは、「S」マークが付いていたります。「S」マークが付いている場合は、その3路スイッチの「0」に黒線(非接地側電線)をつなぎます。
3路スイッチと3路スイッチの配線
続いて、3路スイッチともう一つの3路スイッチをつなぐ配線です。
それぞれのスイッチの「3」と「3」、「1」と「1」をつなぎます。逆になっても構いませんが、こちらの方が分かり易いです。
引掛シーリングへの配線
引掛シーリング(ボディ角形)の配線です。
2つ目の3路スイッチの「0」から出て、引掛シーリングへつながり、白線(接地側電線)につながります。電灯(負荷)は、白線(接地側電線)と直接つながっていなければなりません。
引掛シーリング(施工省略)への配線
最後に、引掛シーリング(ボディ角形で施工省略)への配線です。
先ほどの、もう1つの3路スイッチ「0」からの線を、VVFジョイントボックスで分岐し、引掛シーリング(施工省略)へつなげます。そして、白線(接地側電線)につながります。電灯(負荷)は、白線(接地側電線)と直接つながっていなければなりません。
実際は、引掛シーリングは施工省略となる為、電線は切りっぱなしになります。
まとめ
2018年 第2種電気工事士 上期技能試験の候補問題№6、3路スイッチと露出型コンセントを用いた電気回路についてでした。露出形コンセントへの電線のつなぎについては、5cmシースを剥ぎ取り、絶縁被覆を1cm残して剥ぎ取り、輪作りをして、ねじ止め接続となります。確実に、すばやく配線図を書き上げ、正確な施工をしていきましょうっ
それでは
2018年 第2種電気工事士 上期技能試験 の公表問題と複線図の書き方はこちら。
公表問題№2 コンセントへの送り配線と常時点灯パイロットランプの電気回路
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公表問題№6 3路スイッチと露出型コンセントを用いた電気回路