こんにちは、第2種電気工事の合格を目指している☆しまじです☆
2017年 第2種電気工事士試験 下期筆記 問9 の問題の解き方になります。幹線から。配線を分岐させた時の、取り付けることが出来るコンセントの容量と配線の太さについての内容になります。 (^_-)-☆
目次
問題 問9
低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器、分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組み合わせとして、適切なものは。
ただし、分岐点から配線用遮断器までは3m、配線用遮断器からコンセントまでは8mとし、電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。
また、コンセントは兼用コンセントではないものとする。
解き方
分岐回路の電線の太さと、接続できるコンセントに関する問題です。
低圧屋内配線においては、分岐回路には、低圧屋内幹線との分岐点から3m以下の箇所に開閉器および過電流遮断器を各極に施設することが、原則として規定されています。
また、分岐した回路の種類に応じて、接続できる電線の太さと、コンセントの定格電流が、次のように定められています。
分岐回路の種類 | 軟銅線の電線太さ | コンセントの定格電流 |
---|---|---|
15A以下の過電流遮断器で保護されるもの | 直径1.6mm以上 | 15A以下 |
20Aの配線用遮断器で保護されるもの | 直径1.6mm以上 | 20A以下 |
20Aのヒューズで保護されるもの | 直径2mm以上 | 20A |
30Aの過電流遮断器で保護されるもの | 直径2.6mm以上または断面積5.5 |
20A以上30A以下 |
40Aの過電流遮断器で保護されるもの | 断面積8 |
30A以上40A以下 |
50Aの過電流遮断器で保護されるもの | 断面積14 |
40A以上50A以下 |
この表のコンセントの定格容量とは、コンセント1個に対しての定格電流になります。
では、問題の分岐回路の設計が適切かどうかを、みていきましょう。
まずは、配線用遮断器20Aが施設される分岐回路において、この時の電線の太さと、コンセントの定格電流は、表より、
遮断器20A:直径1.6mm以上、コンセント20A以下
なので、 イのコンセントの定格容量30Aは適切とはいえません。ハは適切です。
続いて、配線用遮断器30Aが施設される分岐回路において、この時の電線の太さと、コンセントの定格電流は、表より、
遮断器30A:直径2.6mm以上、コンセント20A以上30A以下
です。ロについては、電線の太さが2.0mmなので適切とはいえず、ニについても、コンセントの定格電流が15Aと、20Aよりも小さいので、不適切です。
よって、適切なのは、ハになります。
解答
ハ
まとめ
幹線からの分岐における、コンセントの容量と配線太さについてでした。分岐回路の種類に対する、電線の太さとコンセントの容量をについて、理解しているかどうかがカギになる問題でしたねっ
それでは