iDeCo(イデコ)で、債券に投資が出来るの?
そんな、あなたの為に、いろいろとあるiDeCo(イデコ)商品について、その商品が、どんな投資先に投資をしていて、どんな成長をしてきたのかを、商品1つずつ丁寧に紹介していきます。
そして、最後の方では、楽天・全米株式インデックス・ファンドとの比較もしています。
楽天証券で買うiDeCo(イデコ)商品紹介の第8弾。アメリカ株で資産運用をしている☆しまじ☆が、めいっぱい紹介していきますよ!!
それでは、行きましょうっ
iDeCo(イデコ)商品
老後の資金を作る上で、ぜひはじめておきたいのが、iDeCo(イデコ)ですよね。そして、iDeCo(イデコ)の商品紹介、これが第8回目となりますが、
今回は、日本の公社債ファンドである、「たわらノーロード 国内債券」について紹介しています。
なぜ、楽天証券なのかは、こちらをご覧ください。
楽天スーパーポイントを使った、0円からの投資術 ← 実際に買ってみました。
たわらノーロード 国内債券とは
「たわらノーロード 国内債券」とは、アセットマネジメントOne株式会社が運営している、NOMURA-BPI総合に連動するように運用されている、ファンドです。
また、購入時、そして換金時に手数料がかからないノーロードのファンドになります。
- ノーロード・・・購入時、そして換金時に手数料がかからないファンドのこと
- ファンド・・・複数の投資家から集めた資金を、プロが運用し、利益を出して投資家に分配する仕組み
- NOMURA-BPI総合・・・野村証券が算出している、日本の国債や社債の動向を表す代表的な指数のこと
NOMURA-BPI総合に連動
先ほども言いましたが、「たわらノーロード 国内債券」は、NOMURA-BPI総合に連動するように運用されているファンドになります。
つまり、日本の国債や社債に実質的に投資をする、ファンドです。国債の場合は、日本が発行している債券への投資であり、
日本が破産しなければ、元本が無くなることが無い、非常に安定したファンドになります。
個別株に投資をした場合は、その企業が倒産すると、その株式はただの紙切れ、0円の価値になるので。
ちなみに、NOMURA-BPI総合のBPIは、「ボンド・パフォーマンス・インデックス」の頭文字を取っており、
総合は、市場全体を示す代表的な指数であることを表しています。
また、その指数は、1983年12月末を100とした場合の、日次ベース(営業日のみ)で算出されます。
そして、銘柄の入れ替えは毎月末に実施され、翌1ヶ月間は、組み入れ銘柄が固定される形となります。
銘柄といっても、債券のことですが。
「たわらノーロード 国内債券」の運営方法まとめ
★NOMURA-BPI総合に連動するように運用
概要
投資先
どこに投資しているのかを、わかりやすく図で表すと、
の様になります。「国内債券パッシブ・ファンド・マザーファンド」への投資により、日本の国債や社債へ投資をしています。
株価推移
それでは、これまでの株価推移をみていきましょう。開始して約3年半の運用期間となります。
開始からの「たわらノーロード 国内債券」の株価推移。株価チャートがこちら
ここ3年半で、価格は約5%上昇しています。
株式投資と違い、価格の上昇はそんなに大きくありません。
5%なので、100万円投資をして、キャッシュバックが5万円。
1億円投資をすれば、500万円のキャピタルゲインであり、多額の資金を安定して運用したい場合には、このような債券ファンドへの投資が良いのではないでしょうか。
価格は、それなりに変動しています。
2016年において、ファンド開始後、最高額の10,738円まで上昇後、2017年2018年と安定領域となり、今年に入り、増えてきたといった動きです。
動きとしては、中長期投資向きのファンドと言えそうです。
組入上位10銘柄
続いて、「たわらノーロード 国内債券」の、組入れ上位10銘柄をみていきましょう。
組入銘柄のTOP10は、すべてが、利付国庫債券の5年と10年。
- 利付国庫債券・・・償還期限まで、定期的に利子が支払われ、満期償還時に、全額面が戻ってくる国債のこと
- 国債・・・政府(国)が、財政上の必要に応じて、資金の不足分を補てんするために発行する債券のこと。国が利子および元本の支払いをする為、債券の中で、最も信用力がある
- 償還期限・・・「満期日」などと呼ばれる、元本が戻ってくる日のこと
日本相手の投資の為、信頼度は抜群です☆
組入銘柄の総数は、全412銘柄であり、価格+5%での運用は、かなり魅力的といえます。
楽天・全米株式インデックス・ファンドとの比較
続いて、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」との比較をしていきたいと思います。
パフォーマンスの比較
ファンドが開始してから、3年半のチャートの変化を、スタートを100として、パーセンテージで表しました。
どちらの商品が、より株価を上昇させているのかがわかります。
※楽天・全米株式インデックス・ファンドは、【VTI】で代用しています。
債権と株式を比較するのも、なんですが。
ここ3年程では、株式が大きく上昇しているため、パフォーマンスにもそれなりの差がついています。
ただ、株価は、大きく下落する場合も考えられるため、その場合には元本以下への下落が、ほとんど考えられない、国債への投資が、間違いのない投資先となります。
リスクと安心と、どちらを取るか。
投資における、投資家それぞれの考え方の違いが出るところです。
一般的には、若い時には、資産が少なく大きく増やしていかないといけないので、多少リスクを取っても株式投資、
年齢を重ねて、失敗が許されない頃になると、安定の債券への投資が有利だと言われています。
どちらも正解であり、その時とその時代に合った投資方法を、適切に選択していく事が、何より大事なのではないかと思います。
純資産の比較
それぞれのファンドの純資産の比較を見てみましょう。資産が多ければ多いほど、投資家からの人気度合いにも、見る事が出来る指数です。
緑の棒グラフが「たわらノーロード 国内債券」で、黄色い棒グラフが「楽天・全米株式インデックス・ファンド」になってます。
開始以来、順調に純資産を増やしている「たわらノーロード 国内債券」。
2019年4月現在で、100億円に届きそうな勢いです。
対し、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」も、負けじと純資産を急上昇させ、現時点では、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の方が、上回っています。
経費の比較
最後に、経費について見ていきましょう。
ここでは、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」との比較を交えて検討していきます。
「たわらノーロード 国内債券」の管理費用は0.1512%(税込)です。「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の管理費用は0.1696%(税込)なので、その差は、0.0184%(税込)になります。
「たわらノーロード 国内債券」の方が、管理手数料を安く抑える事が出来ます。
もし、100万円分をそれぞれ購入した場合の1年間の経費は、「たわらノーロード 国内債券」の場合が1,512円、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の場合が1,696円なので、「たわらノーロード 国内債券」を購入した方が184円、安くなります。
年間、184円の違いになり、10年間、そのままの金額で運用したとすると、1,840円の差が出てきます。
「たわらノーロード 国内債券」にしても、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」にしても、管理手数料については、全然考えなくてもいいくらいの額でした。
まとめ
「たわらノーロード 国内債券」についての商品紹介、そして「楽天・全米株式インデックス・ファンド」との比較をしてきました。
運用を開始して約3年半。安定の債券への投資で、着実に基準価額を上昇させているファンドです。
安心して、資産を増やせる、「たわらノーロード 国内債券」。iDeCo(イデコ)であれば、税制優遇を受けれる特典もあるので、
債券ファンドへの投資は、最適解の1つになるのかもしれません。
それでは☆彡
![]() |
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の商品紹介はこちら、
【はじめてのiDeCo(イデコ)】楽天証券で買う「楽天・全米株式インデックス・ファンド」