iDeCo(イデコ)を買いたいけれど、どの商品を選んだらいいの?
そんな、あなたの為に、いろいろとあるiDeCo(イデコ)商品について、その商品が、どんな投資先に投資をしていて、どんな成長をしてきたのかを、商品1つずつ丁寧に紹介していきます。
そして、最後の方では、楽天・全米株式インデックス・ファンドとの比較もしています。
楽天証券で買うiDeCo(イデコ)商品紹介の第7弾。アメリカ株で資産運用をしている☆しまじ☆が、めいっぱい紹介していきますよ!!
それでは、行きましょうっ
iDeCo(イデコ)商品
老後の資金を作る上で、ぜひはじめておきたいのが、iDeCo(イデコ)ですよね。そして、iDeCo(イデコ)の商品紹介、これが第7回目となりますが、
今回は、日本株ファンドである、「コモンズ30ファンド」について紹介しています。
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コモンズ30ファンドとは
「コモンズ30ファンド」とは、コモンズ投信株式会社が、日本で上場してる企業の中で、30の企業を厳選して、投資を行うファンドです。
株価指数などに連動した、インデックスファンドではなく、プロが銘柄を選定して運用していく、アクティブファンドになります。
また、購入時、そして換金時に手数料がかからないノーロードのファンドです。
フィデリティとしては、購入手数料について3.24%(税込)を上限として定めていますが、販売会社が定める事が出来る様になっており、
楽天証券として、手数料を無料としているので、ノーロードのファンドとしています。
- ノーロード・・・購入時、そして換金時に手数料がかからないファンドのこと
- ファンド・・・複数の投資家から集めた資金を、プロが運用し、利益を出して投資家に分配する仕組み
- インデックスファンド・・・TOPIX(東証株価指数)や日経225などの、株価指数に連動するような投資を行う、ファンド
- アクティブファンド・・・インデックスファンドで運用する以上の、高い利益を目指すことを目的に、独自に株式を選定しているファンド
30による運用
「コモンズ30ファンド」は、ファンドの名前にもある様に、30という数字を基本方針の中に、取り入れています。
では、この30とは何のことなのでしょうか?
「コモンズ30ファンド」の基本方針を、見ていきましょう。
基本方針
「コモンズ30ファンド」は、次の基本方針を元に、運用されています。
1.投資の目線が30年
30年先に目線を向けて、成長していく事を目的とした、長期運用の投信です。
2.投資対象が30銘柄
世界で活躍をしていける、グローバル企業30社に投資先を厳選し、集中投資します。
3.企業との対話を重視
厳選したグローバル企業30社との対話を大切にします。
また、企業と投資家がつながれるような場、交流セミナーなども積極的に開催しています。
4.信託報酬の1部を社会貢献に活用
「コモンズSEED Cap(社会起業家応援プログラム)」により、信託報酬の1部を社会貢献に活用します。
投資先選定のポイント
30年先に目線を向けて、30の企業に集中投資をする「コモンズ30ファンド」ですが、では、その投資先の企業はどのようにして厳選しているのでしょうか?
次の5つの軸が厳選の際の、ポイントとなっています。
1.収益力
営業利益率やROE(自己資本利益率)など、財務面で優れている。
配当などの政策がはっきりしている。
2.競争力
競争力の源泉を理解し、その強さを支えるビジネスモデルを磨き続けている。
技術やサービスの開発、さらに市場の開拓に積極的。
3.経営力
経営トップの長期的な企業価値向上に対する意識が高い。
社外取締役や株主からの知見も経営に反映している。
4.対話力
ステークホルダーとの対話姿勢を重視している。
5.企業文化
企業理念や価値観が組織内に共有されている。
企業文化が組織横断的な横串となって、組織力を高めている。
- ROE・・・自己資本利益率。「Return on Equity」の頭文字をとっています。その企業の純利益が、自己資本に対して何%を占めているかを表しています。数字が高ければ高いほど、企業価値が高いと見なされます。
- ステークホルダー・・・企業経営における利害関係者のこと。株主・経営者・従業員・顧客・取引先などが、該当します。
1~3については、どのファンドでも評価されていますが、4.対話力や5.企業文化を、投資先企業の選定理由として上げているあたりが、この「コモンズ30ファンド」の特徴と言えそうです。
「コモンズ30ファンド」の企業選定方法まとめ
★基本方針
1.投資の目線が30年
2.投資対象が30銘柄
3.企業との対話を重視
4.信託報酬の1部を社会貢献に活用
★投資先選定のポイント
1.収益力
2.競争力
3.経営力
4.対話力
5.企業文化
概要
投資先
どこに投資しているのかを、わかりやすく図で表すと、
の様になります。「コモンズ30マザーファンド」への投資により、厳選された日本の30の企業へ投資をしています。
株価推移
それでは、これまでの株価推移をみていきましょう。開始して約10年の運用期間と、歴史を持ったファンドです。
開始からの「コモンズ30ファンド」の株価推移。約10年間の株価チャートがこちら
この10年間で、価格は約2.8倍にまで上昇しています。
このファンドが開始した2009年が、リーマンショック明けからと、とてもタイミングが良く、大きく落ち込むこともなく、右肩上がりが続いています。
やはり、ここ10年間が、投資をする最善の期間であったのだと、思い知らされます。
組入上位10銘柄
続いて、「コモンズ30ファンド」の、組入れ上位10銘柄をみていきましょう。
投資先が厳選された30の企業ということもあり、1つの企業に対しての組入比率が、約3%台になっています。
多少の優劣はあるものの、それぞれの企業にほとんど等分の投資をしているといった状況です。
選ばれている企業名も、良く聞く、世界的に名を轟かせている企業ばかりですね。
楽天・全米株式インデックス・ファンドとの比較
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」との比較をしていきたいと思います。
パフォーマンスの比較
ファンドが開始してから、少し経った18年前からのチャートの変化を、スタートを100として、パーセンテージで表しました。
どちらの商品が、より株価を上昇させているのかがわかります。
※楽天・全米株式インデックス・ファンドは、【VTI】で代用しています。
価格の動きとしては、とても似ています。
リーマンショック後、両ファンドとも右肩上がりで価格を上昇させています。異なる点としては、価格が下がる時の下げ幅が、「コモンズ30ファンド」の方が、少し大きく、
現時点においては、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の方が、パフォーマンスが良い状況です。
グラフでいうと、2012年、そして2019年の2回ですね。
純資産の比較
続いて、それぞれのファンドの純資産の比較を見てみましょう。資産が多ければ多いほど、投資家からの人気度合いにも、見る事が出来る指数です。
緑の棒グラフが「コモンズ30ファンド」で、黄色い棒グラフが「楽天・全米株式インデックス・ファンド」になってます。
開始以来、順調に純資産を増やしている「コモンズ30ファンド」。
2019年4月現在で、160億円にまで増やしてきてます。
対し、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、2018年、2019年で大きく伸び、「コモンズ30ファンド」を追い抜いている形となっています。
経費の比較
最後に、経費について見ていきましょう。
ここでは、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」との比較を交えて検討していきます。
「コモンズ30ファンド」の管理費用は1.0584%(税込)です。「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の管理費用は0.1696%(税込)なので、その差は、0.8888%(税込)になります。(ぞろ目♫)
アクティブファンドとしては、かなり良心的な管理費用で、さらに、費用の1部を社会貢献に使っているという事なので、なかなかに利益を削っての運用となっています。良心的!!
もし、100万円分をそれぞれ購入した場合の1年間の経費は、「コモンズ30ファンド」の場合が10,584円、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の場合が1,696円なので、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を購入した方が8,888円、安くなります。
年間、9千円程の違いになります。10年間、そのままの金額で運用したとすると、約9万円の差が出てきます。
「コモンズ30ファンド」への投資は、このファンドに共感できるかどうかが、大きなカギになってきそうです。
まとめ
「コモンズ30ファンド」についての商品紹介、そして「楽天・全米株式インデックス・ファンド」との比較をしてきました。
運用を開始して約10年。30年後を見据えて、30の企業に集中投資をする、独自の投資方法で運用されてきた、この「コモンズ30ファンド」。
社会貢献も行っている、右肩上がりのファンドです。これからの成長に期待!!
それでは☆彡
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「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の商品紹介はこちら、
【はじめてのiDeCo(イデコ)】楽天証券で買う「楽天・全米株式インデックス・ファンド」